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スタジオジブリ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』のフル動画を無料視聴する方法をまとめてました。
目次
スタジオジブリ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』を公式動画配信サイトを視聴する方法
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『スタジオジブリ』の歴代作品紹介
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スタジオジブリ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』あらすじ・ネタバレ・出演キャストなどの作品概要
『平成狸合戦ぽんぽこ』は1994年にスタジオジブリによって製作された日本のアニメ映画です。
都市開発を進めたい人間と、それを阻止したい狸たちの戦いの物語です。
スタジオジブリ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』のあらすじ
・化学(ばけがく)の復活
昭和40年代、それまでは多摩丘陵で平穏に暮らしていた狸たちでしたが、餌が少なってきたことが原因で部族同士、争うようになっていました。
その頃、狸たちの暮らす多摩丘陵に多摩ニュータウンの計画話が持ち上がり、森林破壊が進められていました。
狸たちの餌の減少はこの多摩ニュータウン開発の話が進んだからなのでした。
この話を前に部族同士でもめている場合ではないと狸たちは一同に集まり、ニュータウン開発計画を阻止しようと決めました。
そして、長らく使うことのなかったいわゆる変身の術──化学を使い、人間を脅かそうとしていました。
・都市計画阻止大作戦
まず化学を安心して使えるレベルにまで引き上げるために、狸たちの間で訓練が行われることになりました。
もちろん、その中には才能のあるもの、または何度やっても思うように化けられない狸たちもいました。
いよいよ都市計画開発の阻止を進めるべく、化学を使える狸たちはまず建設工事を担う会社のトラックを事故に追いやり運転手を死亡させたり、重機をひっくり返したりするという事故を引き起こしました。
更にそれだけでは足りないと化学を使い、地蔵や稲荷神社の狐に化けたり、古典的なお化けに化けたり人間の度肝を抜く手段を取るようになるのです。
一時的に「ニュータウンの怪」として報道されることはあっても都市開発計画は一向に中止になる気配がありませんでした。
・危機到来!
結果らしい結果が得られないまま気がつけば春になっていました。
「欲しがりません、勝つまでは」の精神でそれまで繁殖を禁止されていた狸たちでしたが、我慢の限界に達したのかあちらこちらで子どもが誕生するようになりました。
もちろん主人公・正吉も例に漏れず、4匹の子狸の父親になっていました。
そんな中いよいよ狸たちは危機に直面します。
子狸の急激な増加、止まらない都市開発などが原因でますますの食糧難が狸たちを襲い掛かっていたのです。
生きるために仕方なく狸たちは人間たちの暮らす街へ向かうのでした。
しかし交通事故に遭ったり、人間の仕掛けた罠にはまったりする狸たちが続出してしまったのでした。
そんな事態に我慢ならない強硬派の権太はついに慎重派の正吉達と対立してしまいます。
・妖怪大作戦
そんな時でした。四国に遠征に出ていた玉三郎が三匹の長老狸を連れて帰ってきたのです。
三長老は全員で妖怪に変化しニュータウンを襲うという”妖怪大作戦”を授けます。
全員の力を結集し、”妖怪大作戦”はなんとか無事に決行されました。
狸たちはその完成度に勝利を確信します。
しかしながら狸たち全身全霊を込めたそんな大作戦も人間には何かのイベントにしか思われませんでした。
あろうことかその妖怪大作戦をテーマパークの宣伝として伝えられてしまったのです。
スタジオジブリ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』ネタバレ
・最後の戦い。そして…
一大作戦の失敗にすっかり意気消沈してしまった狸たちに、かつて同じようにすみかを奪われ今は人間として暮らしている化け狐が接触してきました。
化け狐は人間と戦うより、同じように人間界で暮らした方がよいと助言をします。
しかしその提案に納得できない過激派の権太が最後の戦いとして人間に挑んでいきますが、あっけなくやられてしまいました。
更にはその時にトラックにひかれてしまった権太は帰らぬ狸になってしまいます。
残った狸たちは掟をやぶり、人間たちに人間と狸が共存できていた時代の幻を見せたのです。
この努力のおかげでわずかながら多摩ニュータウンに緑がある公園が作られることになったのでした。
化学を使える狸たちは人間界で人として生計を立てて暮らしていました。
一方、化学を使えない狸たちは少なくなった自然の中でなんとか暮らしていました。
人間として暮らしていた正吉はある日、一匹の狸を見つけました。
追いかけていくと、生き残った皆で今日も楽しく密かに宴会を開いていました。
そして正吉は皆との再会を喜んだのでした。
\ジブリ作品の視聴はこちらから /
『平成狸合戦ぽんぽこ』の登場人物紹介
語り部 (古今亭志ん朝:三代目)
正吉 (野々村真)
おキヨ (石田ゆり子)
鶴亀和尚 (柳家小さん:五代目)
おろく婆 (清川虹子)
権太 (泉谷しげる)
『平成狸合戦ぽんぽこ』の主題歌
・テーマ曲
上々颱風 ぽんぽこ愛のテーマ『アジアこの街で』
・エンディング
上々颱風 『いつでも誰かが』
『平成狸合戦ぽんぽこ』Twitterでの反応
『平成狸合戦ぽんぽこ』
環境保護をテーマにしていることと
もうひとつテーマが存在する 「タヌキたち」は
第二次世界大戦後の「日本人」
「人間」は「アメリカ人」を 表している。 pic.twitter.com/aqJOcgJYnx— 大人気アニメの裏話♡ (@anime_naisyo1) August 21, 2020
【よる9時】「金曜ロードSHOW!「平成狸合戦ぽんぽこ」 #高畑勲 監督作 時代を代表する名作」
人間に住みかを奪われた狸達が故郷を守る為にあの手この手で大奮闘 平成最後の化かし合い!狸たちの、狸たちによる、狸映画!笑いと感動の一大エンターテインメント!#ntv #日テレ #平成狸合戦ぽんぽこ pic.twitter.com/EOomU6RIB8— 日テレ公式@宣伝部 (@nittele_da_bear) April 5, 2019
#映画好きと繋がりたい
122「平成狸合戦ぽんぽこ」鑑賞名作なのは知っているけど、改めて見るとめっちゃ感動しました。
ロジカルなシナリオと想像力に富んだ映像たち。
やっぱりイマジネーション豊かな映画は面白い! pic.twitter.com/VAxpOVzcDL— 小さめの河 (@Mo7oEaDGoI7ufNf) April 7, 2020
好きなジブリはなんですか?って聞かれて、自信もって「平成狸合戦ぽんぽこです!!」って答えたら、たいてい笑われるんだけど何故だ!?あれは面白いし勉強になるし可愛いしメッセージ性半端ねぇし……好きなのよ〜(´ω`)
— 毒栗 助兵衛 (@dokukuri) August 4, 2020
『平成狸合戦ぽんぽこ』はこんな人におすすめ
・ジブリ作品が好きな方
・動物好きの方
・感情移入が得意な方
『平成狸合戦ぽんぽこ』の感想

「平成狸合戦ぽんぽこ」は1994年に公開された、スタジオジブリ制作のアニメ映画です。
監督は、高畑勲さんです。
声の出演は主に、野々村真さんと石田ゆり子さんとなっています。二人とも声優としてのキャリアはなさそうですが、それぞれの役柄に声があっていて優しい雰囲気を出しています。
後に制作された「もののけ姫」で、石田ゆり子さんはメインキャラクターを演じています。
優しい役柄と気の強い役柄を使いこなす石田さんの演技を、二作品を通して鑑賞することもおもしろいでしょう。
この映画は、多摩ニュータウン開発にともなって山や森を追われた狸たち動物と人間との関わり合いを、環境破壊を交え皮肉めかして描いた作品です。
見どころは、狸が命をかけて人間たちに自分たちの存在を気づかせようとするシーンです。
妖怪大作戦として、ありとあらゆる狸の術を使いますが結局狸の力は人間にはおよばずに、敗北という形をとってしまいます。
作戦は壮大で、迫力のあるものですが人間には何も効きませんでした。その浮かばれない悲しみは、人間には勝てなかった動物の無力感が出ていて、環境破壊についてよく考えさせられました。
最後のシーンで狸やキツネは人間に化けて、人間の世界で生きなければならなくなります。住む場所を失いつつあるのです。
結末に納得がいったかと聞かれれば、どちらともいえません。
なぜなら人間が、住む場所を作るためにどんどん森や山をけずっていく様は非常に残酷に見えます。
動物にとってみれば、それは恐ろしい場面でしょう。
しかしこの考え方は、「狸」を主人公とした動物側から見る視点です。一方で、人間からすると住みやすい環境を作るために開拓することは当然のことです。
環境保全について考える機会があっても、いざ環境を守れるかといったら難しいでしょう。
アニメーションかつファンタジーで、ここまで現実味を出す作品はなかなかないです。
動物視点で環境破壊を一度考えてみると、普段の生活がいかに動物を傷つけているか分かるのかもしれません。

タヌキを主人公とする可愛らしさを感じられる一方で描かれる人間の身勝手な行動により、タヌキたちの生活を脅かしていく様子に考えさせられるものがありました。
マンション開発により奪われていく生活に耐え兼ね、人間を追い出そうとするタヌキたちの姿は見どころで、化け術を取得し、人間たちを脅かし追い出そうと必死になる姿はコミカルに描かれながらも、同時に人間によって命を落としていく仲間たちに涙する姿は胸が痛みました。
タヌキたちなりの必死な行動も人間の前には敵わず、結果マンション開発を止められないという結末はリアルさを感じました。
人間を追い出すために習得した化け術も生き延びる最後の手段として活用されており、人間の姿で生活している様子は胸が痛みました。
また、化け術が使えないタヌキたちはいつまた脅かされるか分からない恐怖と共に山での生活を続けている姿は悲しく、それでも仲間たちと楽しく過ごすタヌキたちの姿により人間の身勝手さを思い知らされました。
人間が豊かになる一方で犠牲になるものの大きさを感じ、自分が年齢を重ねる毎にそのメッセージ性の強さに気づかされる作品です。
ファンタジー要素を含むことで子供たちにも伝わりやすいメッセージになっていると感じました。

自然がどんどん工事をしてしまって、伐採してしてしまって動物の住むところが少なくなってしまっているのを伝えたいんだろうと思いました。
おろくばばあが中心になっていましたが、タヌキは昔から変身してしまうのではないかと言われていました。実際には変身はしないのですが、変身しているシーンが多くて見ていて楽しかったです。
お釜に化けたり、物に化けたりしていて、タヌキたちも人間に負けないようにしているのもわかりました。
多摩ニュータウンの建設現場が自分たちの故郷になっていてキツネたちだけの水商売を始めていてキツネたちも住む場所を取られてしまって、将来はこうなってしまうのだろうかと少し不安になってしまいました。住みたいのはわかりますが、生態系を傷つけてしまうのは誰にでも出来ることではありますが、今は山にエサが少なくて民家に動物が来てしまってニュースになってしまっているのはたくさん見かけます。
宮崎駿さんは自然のことも漫画にして皆に伝えたいんだと思います。
動物が人間とは会話が出来ない分、山を壊さない、環境を考えたエコ商品、海、川を汚さないなども今は考えないといけなくなってきています。
昔のようにきれいな海に、山を大切にして共存してくれるのが理想的です。

小さいときに初めて『平成狸合戦ぽんぽこ』の映画を見た時、いまいち内容が頭に入ってこず難しい映画だなという印象を受けました。
ただ大人になって久しぶりに観てみるととても深い内容の映画だと気付きます。
まずこの映画が伝えたいことは、東京郊外がニュータウン開発によってそこに棲んでいる狸を含めた動物たちの生活が失われていく虚しさを
表しています。
人間によって自然が破壊され、狸たちは森を出ていくことを余儀なくされます。みんなで必死になって人間たちの工事の邪魔をしたり、人間に化けて
人間界の生活に溶け込んでいく狸たちの姿が見どころです。建設現場で事故を起こさせたりと、何度か工事中止になるかというところまで誘導させたように思えましたが、
ニュータウンの開発は止まりません。狸たちがそのたびに一喜一憂している場面に感情移入してしまいます。
狸たちも人間と同じように家族や恋人がいて、テレビも見て、ハンバーガーを食べて…という場面を見ていると本当に森の中に棲んでいる狸たちはこんな生活をしているのではないかと思ってしまう作品です。
人間に化けて生活している場面は、周りにもしかしたら狸が化けているのではと幼いときに見て感じました。
現実の狸は普段人間を恐れて森の中でひっそりと生活しているため、生態が未知な動物です。
そんな狸たちに着眼点を当てて描かれているストーリーなので、本当にこんな生活をしているのではないかと想像を膨らませながら見ることができる作品です。
寧ろ、狸はこんな生活をしていてほしいという思いもあります。

平成狸合戦ぽんぽこは昭和から平成の時代を感じられる素晴らしい作品です。
魅力が多くある作品ですが、一番注目したいポイントは時代背景です。土地を開発するための大規模な工事を行っているのは、経済が成長している時代だからこそ感じられるものだと思います。
その土地開発も現在では下火になっており、自然環境の保護を考えられている現代ではあまり聞かない話になりました。
当時に、自然を壊してまで土地を開発する事をどのように捉えたのか、それが面白いポイントだと思います。
主人公である狸達は可愛くて非常に魅力あるキャラクターです。
彼らが展開していくストーリーは本当に面白いもので、狸が人を化かす話を盛り込んだ作品です。
最終的には狸が土地を開発して住処を奪っていく人間たちに戦いを挑むのですが、その方法が狸らしくて良かったと思います。
ラストの展開は、平和的なものでしたが、この作品をきっかけに自然環境を壊して人間が豊かな生活をしている事に対して少し考えて欲しいと思いました。
私達が豊かな生活を送っている分だけ地球のどこかにしわ寄せがきている。
そんな事に気付かされる作品でもありました。ストーリーも面白いのですが、何より自然と上手く共存する事が必要だと思いました。

この作品の見どころは、愉快な狸たちの変化(へんげ)…と言いたいところですが、ただ面白おかしく終わらず、一生懸命なところだと思います。タイトルに「ぽんぽこ」と入っているので、いかに愉快で面白いものか…とこの作品を見ると、現実世界で起こっていること、その際の狸たちの現状と考えると、ずっと笑っていることはできないと思いました。
ニュータウンの開発とそれに伴い住む場所を追われる狸たち、そう考えると一生懸命驚かそうとする様子を可愛いとか、面白いとか、笑うことはできませんでした。必死にトレーニングをし、力つきた狸もいた妖怪大作戦はテーマパークの宣伝だと手柄を横取りされるあたり、狸は本当に損ばかりしているように感じました。
もちろん、人間を驚かすことで人が亡くなったり、それにより狸が喜んでいたりなど、なんとも後味の悪いシーンもありました。
これらのことを考えると、決してぽんぽこというような軽い内容ではないと思います。
ハッピーエンドで終わるわけではなく、ずっと狸の視線で描かれていることもこの作品の面白さだと思います。
人間はニュータウン開発をしつつ、たぬきが生きれる自然を!という終わりですが、狸たちにその空間で十分なはずもなく、人間に化けて生活しています。
ファンタジーでありながら現実を強く表現している作品で、考えさせられることが多いと思います。

タイトルに年号が入っていることを思うと、終戦後の高度成長期が昭和の象徴となっていることと同様に、いずれはこの作品も平成の象徴的なものとなるのでしょうか。
重機の性能もリソースを生かすノウハウも昭和時代より充実し、丘陵地に開発計画が湧けばあっという間にニュータウンが出来上がってしまうようなスピード感がもてはやされ、すでに動植物と共生することの大切さに気付いていながらも令和の今ほどには重要視していませんでした。これは平成の時代を象徴しているように思います。
あっという間に開拓され里山が無くなってしまうことについて生き物たちの意見を聞くことができたなら、文太や竜太郎のように言うのかもしれません。
竜太郎たち狐が、人間に変化し人間社会へ溶け込むことのみが生きのびる道と結論づけていることが悲しかったです。
人間は豊かな自然を壊しただけではなく、彼ららしく生きていく道をも奪ってしまったのだよと気づかせてくれました。
都会でたくましく生きる狸を見かけることがありますが、彼らは幸せなのでしょうか。
人間がその環境で生きることを強いているんですよね。
先祖から語り継がれていることがあるのだとすれば、彼らは人間に対してどのような評価を下しているのでしょうか。
見かけるたびにこの作品を思い出し、そんなことを考えます。

私が初めてこの映画を見たのは小学生の頃です。
そして、大人になってもう一度この映画を見て、「子供の時に一度観たという人でも、大人になってもう一度観るととても考えさせられる映画」だと感じました。
子供の頃のこの映画のイメージは、狸が人間や地蔵日常雑貨などに化けて、人間の世界で生きているという絵本の中のようなお話で、「本当に狸は人間に化けられるのかな」「これも狸の仕業かな」「どこかで修行してるのかな」など、色々なワクワクとドキドキが詰まった映画で、とても楽しいアニメという感じでした。
けれど、大人になってもう一度見てみると、この映画は、人間がいかに動物の世界を壊しているのか、人間がどれだけ私利私欲の為に自然を破壊しているのかという、さまざまな問題提起をしている作品であったのだと気づきました。
人間と狸がお互い知恵を絞りあって、攻撃し合う場面も難しくなく楽しく描いてくれているし、アニメなので子供が見る映像としても抵抗がなくみられます。
見方によってこんなに色々な考え方ができる映画は、改めてすばらしい作品だと感じでいます。
親子で見て、笑い合うのもよし、学ぶのもよし、年代に関わらず皆さんに見ていただきたい映画です!

本作の魅力は主人公が狸であることです。
様々な性格の狸がおり、始まりからこの映画の内容に魅力を感じました。
物語の序盤でこの狸たちが置かれている状況などが判明するのですが、人間の都市開発により狸たちの住みかが失われていくことに対し、狸たちが抵抗するという内容で、複雑な気持ちになりました。
人という立場から見れば、狸の住みかを奪うことで、快適な生活を送れる人が増えるため、喜ばしいことではあります。
しかし、狸をはじめとした山に住む動物たちから見れば、人間のせいで自分たちの住みかが奪われるため、深い恨みを抱くのもうなずけると思いました。
個人的に印象に残ったシーンは、人間に化けた狸が、人が運転しているトラックを橋から落とし、その後狸たちが宴を開くというシーンです。人という立場から見れば非常に残酷な描写だとは思いますが、物語は終始狸の目線で繰り広げられます。
そのため、そのシーンを見て狸たちと同じように喜んでしまった、という思い出があります。
人から見れば凄惨な事故ですが、そんな事故の直後、新しいトラックと人が訪れ工事を再開する様子を狸たちが切なそうに見つめるシーンも忘れられません。
近年街中に動物が出現する、というニュースを見かけますが、このような状況を考えると、人にも原因があるのだと思わせてくれる映画です。

今観ると、昭和感たっぷりでとても懐かしい感じがする映画です。若い方が見たら逆に新鮮なのではないでしょうか?
可愛らしいたぬきたちが繰り広げるストーリー。
冒頭のほんわかした雰囲気の中、たぬきたちが戯れる姿がとても愛らしく、狸の世界が平和で癒されます。
そんな穏やかな世界を人間たちの手により破壊されそうになるのですが、人間側から見たら、生活の利便性や経済の成長などプラスの面しか見えませんが、こうやってたぬきに関わらず、山に住む動物たちの目線から見ると、なんとも残酷でわがままな行動だったのだな、と言うことを痛感させられるようなストーリーでした。
また、時代が高度成長を遂げてさらなる発展へ向けてと言う時代の映画だったせいか、今ほど環境に関しても配慮されていないため、野山を開拓する様子が生々しく人間の勝手さが強調されていたたまれない気持ちになりました。
自分たちの住処を守るために、たぬきたちがあの手この手で対策を練り、一丸となって協力する姿はつい応援したくなるほど。
試行錯誤して編み出した人間撃退の方法が微笑ましかったです。
でも、結局人間の横暴さに勝てず、命を落とすたぬきの姿を描く時がキャラクターではなく、リアルなたぬきで表現したところが、なんとも言えずせつなく…人間として罪悪感がありました。
最後はたぬきが、共存に寄り添ってくれて人間に化けることにするところなどユーモアがありながら、人間も自然に寄り添わなくてはと考えさせられる映画でした。
『平成狸合戦ぽんぽこ』のまとめ
動物が主人公の作品なので終始穏やかな話で進むのかと思ったら大間違いでした。
人間だから気づかないことを自然の中で生きる狸たちが教えてくれます。
便利な世の中になるのは良いことですが、見方を変えるとそうではないということを思い知らされた映画です。
コミカルに描かれているからこそ余計にそう思えるのかもしれません。
一度は視聴してほしい映画です。きっといろいろ考えさせられるはずです。
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