(C)2016映画「セトウツミ」製作委員会
目次
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映画『セトウツミ』あらすじ・ネタバレ・出演キャストの作品概要
映画『セトウツミ』のあらすじ・ネタバレ
セトとウツミ
大阪の男子高校生、セトとウツミが、川辺で座って喋っている。
「このポテト長ない?!」とマックのポテトの長さに本気で驚くセト。冷めた表情で軽く交わすウツミ。
ウツミは塾へ行くまでの1時間半を、ここで暇潰ししている。
塾に通わないセトに対して「大学行かへんのか?それとも行かれへんのか?」と聞き、人を小ばかにしていると、セトから指摘される。
セトは、ウツミの顔が笑ってると言い、神妙な面持ちをやってみるよう促す。
顔を作るウツミに、ツッコミを入れるセト。そして、セトが今度は顔を作る。できてないとウツミが突っ込む。
長い間、川辺に立っているオジサンが気になる二人。
セトがウツミに顔を見てくるようにとお願いする。
わざとらしく背伸びをして、オジサンの顔を覗き込むウツミに、ツッコミを入れながら見守るセト。
ウツミが戻り、お互いの子供の頃の話から、背比べをしようとなり、二人は立って背を向け合う。
そうしたところで、誰が二人の身長を見るのか?と、ふと二人は気づき、「オジサンに頼む?」「ムリやろ。」で背比べは終わる。
背が高く、厳つい先輩の鳴山が歩いてくる。
二人は立ち上がり、鳴山に深々と頭を下げ挨拶をする。鳴山は川辺に立っているオジサンに近づく。
鳴山とオジサンは挨拶を交わし、オジサンが鳴山に、お母さんに渡しといてくれと、現金を手渡す。
父さん、今までありがとうと、父親に感謝を伝える鳴山。
二人のやりとりを眺めているセトとウツミ。セトとウツミは、それぞれの表情を見合って「めっちゃ神妙な面持ちやん」「お前もな」とオチがつく。
アメとムチ
憧れの樫村さんのメールアドレスをゲットしたセトは、川辺でウツミといつものお喋りをしながら、ニヤニヤする。
初めて送るメールの内容を、セトはウツミに相談する。
そして、樫村さんをメロメロにする方法を教えてくれとウツミに聞く。アメとムチを使いこなせ、徐々に支配しろ、と策略的な恋愛論を説くウツミに対し、人間らしくないと言うセト。
バレンタインにもらったチョコの数の話になる。
1個のウツミを12個もらったセトは、からかう。しかしウツミのもらった1個は樫村さんからだった。
ウツミに相談した後、初めてのメールを樫村さんに送ったセト。
セトに樫村さんから「どちら様?」とメールが届く。同じタイミングでウツミに「知らない人からメールが届いて怖い」とメールが届く。
ある日、また川辺に座るウツミとセト。
セトが、話の最後に「~のふしがある」とつける、ふしがある選手権をしようと提案する。
乗り気ではないウツミだが、セトと話すうちに、何度も「ふしがある」を入れて会話をしていて、しっかりと乗っかっているウツミ。
内海想の出会い
下校中、ウツミは塾までの1時間半をどうやって時間潰そうかと、考えながら歩く。
同級生が、部活とか入ったら?とウツミにサッカー部を勧める。川辺に座り、本を読みながら、音楽聴くウツミ。樫村さんが近づき、部活でもやったら?と提案する。
ウツミの中には「どいつもこいつも。走り回って汗かかなあかんのか。なんかクリエイティブなことせなあかんのか。仲間と悪いことしたりせなあかんのか。この川で暇を潰すだけの青春があってもええんちゃうんか。」という思いがよぎる。
ある日、ウツミはいつも通り、一人で川辺に座って本を読み、暇をつぶしている。
「誰やねんおまえ」とセトがウツミに話し掛ける。
「わりとこっちのセリフでもあるぞそれ」とウツミは返す。
「ちょー聞いてくれや、ほらー俺虫めっちゃ嫌いやん」と、セトは、元から仲良しの友達のように、ウツミに自分の話をしてくる。
少し天然で人懐こいセトと、冷静沈着だが、セトのボケにきちんとつっこみで返すウツミ。部活を辞めたセトは、塾までの時間潰したいウツミと、この日を境に川辺で過ごすようになる。
先祖と子孫
夏休み。夜の河原に集まって、花火をする二人。
セトの部屋に出たクモの話、おばあちゃんの話、お化けが怖い話、などをする。
線香花火で勝負をして、勝った方が願いが叶うことにしようとセトが言い出す。
ウツミの願いは、夏休みが終わりませんように。
セトの願いはクモが出ていきますように。
ムリやろ、とお互いにつっこむ。
瀬戸小吉の憂鬱
セトが母親から頻繁にメールがくると話す。
離婚話もあるし、寂しいのではないかとウツミは話す。
なんで人と人ってうまくいかへんのやろな、と言うウツミ。
なんかもう一人で生きたなってきたわ、と言うセト。
コミュニケーションの話をする二人。ウツミは、例え演技だとしても、コミュ力高い奴がかわいがられる、それが大人になるってことなんじゃないかと話す。セトは納得いかずに考え込む。
そこへ、セトの両親が現れる。
「俺はもうアカン」と言い、うなだれるセトの父を、抱えて帰ろうとするセトの母。
離婚することが嘘のように、いい夫婦だよなと、セトの両親を見ながら同じことを思うウツミとセト。
出会いと別れ
セトの誕生日当日。ウツミは、少し早めに川辺に到着し、バルーンアートの練習を川辺でしている、バルーンさんと、セトへのサプライズの打ち合わせをする。
セトが来ると、ウツミは楽しげに、バルーンさんと、セトの頭にバルーンの帽子を被せ、バースデー眼鏡を掛けさせて写真を撮り、ハッピーバースデーと手を叩く。
そして、プレゼントとして、セトが集めているキャラクターの、ガチャガチャで出たカプセルを渡す。
いまいち暗い表情のセト。飼い猫のミーニャンが死んだとウツミに話す。
両親の離婚問題がミーニャンのせいであった時、「はよ死んだらええねん」とミーニャンに言ってしまったことを後悔しているとセト。
前を通った猫を、ミーニャンぽいと言って、セトは猫を抱き上げて、ミーニャンごめんなと泣きながら謝り続ける。
樫村一期の想い
樫村さんは、ウツミに思いを寄せる。
ウツミは樫村さんに興味を示さず、セトの話ばかりするので、樫村さんはウツミに対し、ゲイなのか?と言ってしまう。
女は自分が相手にされないと、すぐにそういうことを言う、そういうことにしないと、自尊心保たれないのか?と返すウツミ。
他の女の子と一緒にしないでと言う樫村さんに対し、ウツミは、他の女も言ってたセリフだと言い、樫村さんを怒らせる。樫村さんは、ウツミに思い切りビンタする。
いつもの川辺で、ウツミが来るのを待つセト。待っている間、寒いことと、待ちきれないこととで、何度もウツミにメールをする。
ウツミが川辺に到着すると、セトは猫を抱えて寝ている。その後、二人は寒そうに並んで座る。
そこへ樫村さんが通りかかり、ムカつきながらも、微笑ましく眺めて、何も言わずに去っていく。
買ってきた缶ジュースを1つ開け、無言でセトに手渡すウツミ。
その後、自分の缶ジュースを開ける。二人は無言で缶ジュースを飲みながら、温まる。
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映画『セトウツミ』の登場人物紹介
内海想―ウツミ (池松壮亮)
瀬戸小吉―セト (菅田将暉)
樫村一期―樫村さん (中条あやみ)
オジサン (鈴木卓爾)
鳴山 (成田瑛基)
バルーンさん (宇野祥平)
映画『セトウツミ』の主題歌
オープニングテーマ
SUPER BEAVER 『虹』
エンディングテーマ
miwa 『We are the light』
映画『セトウツミ』Twitterでの反応
セトウツミ本編はガチ泣きできるぐらい感動するし、展開がヤバすぎて若干怖くなるぐらいサイコ~なので、続編やってほしいな、池松くんと菅田くんで!ふたりともまだ高校生いけるでしょ・・ラストまでやり通してほしい pic.twitter.com/OTFJwNfTNB
— 猫 舌 (@___msksd) June 2, 2019
セトウツミ第2話もものすごく面白かった!!リアタイ含め一気に4回観てしまいました!!真宙くんと葉山くんの会話のテンポも間合いの絶妙感も前回よりさらに精度が高くなっているように感じて関西弁も聞きやすくものすごく感動です😭😭来週も楽しみです!!#セトウツミ #高杉真宙 #葉山奨之 pic.twitter.com/GDhLhSgsJw
— 🌸Takako6002🌸 (@6002_ts) October 20, 2017
映画『セトウツミ』はこんな人におすすめ
・関西弁のノリツッコミの掛け合いが好きな人
・疲れていて、ゆるめな笑いに癒されたい人
・学生生活に疲れている人
・周りに流されず、自分を貫いて生きていたい人
映画『セトウツミ』の感想

ただただ河原で男子高校生が話しているってだけの話なのにすごくシュールで面白いなと思いながら観ていました。
友達が全然いない2人だからこそ繰り広げられた世界観なのかなと思いました。
でも友達が他にいなくても毎日のように河原で一緒に話してくれる親友的な存在がいるなら、絶対にさみしくないだろうし平和だなと思いました。
たまにお母さんが入ってくるところでは関西のおかんらしさを感じました。
邪魔だとか思わずに友達に挨拶をしにくる感じがうわ、めっちゃわかると共感しました。
普段から関西弁を話される菅田さんは普通に違和感なく関西弁が聴けるなとおもいました。
池松さんも少し気にはなりますがまだ全然聞けるレベルの関西弁だったなと関西人的に思いました。
関西弁が好きな方にはすごくおすすめできるような作品かなすごく思いました。

気になって気になってしょうがなくて待ちきれなくて映画館で観賞しました。
全編高校生の瀬戸と内海が「しゃべる」だけの映画。
面白くないわけありません。
映画で描かれるのは高校生の世間話。
大阪弁でいい感じにコントや漫才っぽくて菅田将暉と池松壮亮の掛け合いが最高に面白かったです。
菅田くんはもとから関西人ですが池松くんは関西人じゃないのに関西弁がすごく上手でしたよね。
他の役者は関西弁がどうしてもエセ関西弁になっちゃいますが池松くんはそうではなかったですし、彼にしかできない演技だなと思いました。
そしてたまにでてくる中条あやみちゃんかわいすぎました。
瀬戸が言ってる通りかわいいです。
しゃべるだけの青春だってなんだって青春は青春であり、なんなら川辺で駄弁るってめっちゃ青春っぽいですよね。
みなさんもそんな青春を味わいましたでしょうか。
放課後、なんも考えずに座って友達と喋った一時を、眩しい瞬間を。

原作は、ただ放課後に男子高校生がしゃべるだけというシュールな面白さを描いた作品です。
こういったシュールを売りにしている作品の実写映画は、出演キャストの演技に依存する部分が大きく、雰囲気を作り出すのが難しいと思っていました。
結論、すごくおもしろかったです。
実際に劇場に足を運んで、上映開始してすぐに笑いが起きていたのを覚えています。
特に主演キャストの池松壮亮、菅田将暉のお二人の呼吸がぴったりで、二人とも関西出身ということもあって関西弁での掛け合いがすごくはまっていました。
はじめキャストの演技力に依存する部分が大きいといいましたが、その考えは違っていたと作品を見終わってから思いました。
この作品は特に映像を切り取る画角など、構成で良さが際立っていると感じました。
この作品のシュールな面白さは、言葉で伝えるのはすごく難しいです。つまりは見ないとわからないということです。
ぜひ見てもらいたい作品の一つです。
今までの映画と一味違う面白さを体感できると思います。

菅田将暉が明るくてちょっとマヌケな瀬戸を演じていて池松壮亮が塾ばかり行っているクールで頭の良い内海を演じていました。
この2人が9割以上、河原で座ってセンスのあるトークをし続けているという独特で記憶に残る映画です。
登場人物は中条あやみが演じる樫村等も出演していましたが菅田将暉と池松壮亮の話をしている映像以外あまり記憶に残っていないです。
ある意味トークだけで背景も変わらずネタが尽きない内海と瀬戸のボキャブラリーの多さは凄いなと感じながら見ていました。
この2人がシリアスな話や恋の話など色んな話をしていたのを思い出します。
菅田将暉と池松壮亮が話をしているだけなんで出演料は抜きにしてあまりお金をかけない映画でここまで惹きつけるのは凄いなと感じました。個人的には菅田将暉が瀬戸という役にものすごくフィットしていたなと思いました。

猫のことが結構会話に出てきたり、両親の話が出てきたり、2人の会話劇で、ほかの人はほとんど出てこないけど、きちんと周りの人が見える話でした。
猫のことで離婚沙汰とか馬鹿みたいだけど、そんなものなのかもしれません。
菅田将暉がしている瀬戸くんも、毎日楽しそうだけど、なかなか大変です。
池松壮亮が演じる内海さんは陰キャで、池松さんが陰キャなんてびっくりです。
でも、それが似合うから不思議です。
まあ、陰キャといっても、かっこいいんですけどね。
マドンナとメル友になってたりして、すみにおけないかんじですね。
一応、マドンナはいますが、その恋愛模様をそんなに描かないところがいいところです。
やはりセトウツミという題名ですから、2人がいれば十分だし、それが大切だと思います。
何かが起こるわけでもない映画ですが、なかなか面白かったです。

ただ、男子高校生が会話する、それだけの漫画の映画化です。
そんなの話になるのかって感じですが、話になってました。
それに原作のイメージも壊してなかったしすごいなと思います。
原作の緩い感じが好きだったので、その緩さが残っててよかったです。菅田将暉さんの人なつっこい感じとか、ほかの人とはあんまり喋らない池松壮亮さんが彼とはよく話すのが自然に見えるし、よかったです。
話す内容は意味のないものの方で、猫が死にそうだとか、結構生き死にに関わる話とかもあり、実は深い話なのかなって感じでした。
中条あゆみさんは、わたし的にはそんなにかわいいとも思わないのですが、すごくすらっとしているし、男子高校生が見惚れてしまう、そんな感じは出ていました。
大した起伏のない話を1本の映画にしていて、監督さんはすごいなと感じました。
原作漫画もまた読み返したくなりました。

原作は読んでおらず、事前に予告だけを見て、短編映画集を観るくらいの感覚で観賞しました。
池松壮亮と菅田将暉のボソボソ始まり、どんどんヒートアップしていく会話劇。
とてもテンポが良い掛け合いでついつい映画館でクスクス笑ってしまいました。
終始、今のはアドリブ?台本?どっち?と思ってしまうくらい2人の掛け合いが自然で、本当にクラスの面白い男の子たちの会話を盗み聞きしているくらいの感覚に陥るくらいでした。
高校時代の平凡でだらだらした日常という青春が詰まった映画でした。池松さんは関西出身でないそうですが、関西出身の私が聞いても個人的には、関西弁に全く違和感を感じませんでした。
高嶺の花のような存在の中条あやみ演じる樫村はどこかつかみどころのない気の強めのキャラもとてもいい味が出ていました。
元気がない時や何も考えず気軽に笑いたい時に観るのもおすすめです。

誰にでも経験のある「中身のない会話」。中身が無いから何にも覚えていない。でもとっても楽しかったという記憶だけは残るんです。この話は、そういうくだらない会話をしている時がいかに貴重な時間なのか、あったかい思い出になるのか…そんなささやかな幸せを描いた作品だと思います。
キャストの皆さんが適材適所で巧い方々ばかりだから、河川敷しか映っていないのにまったく退屈しませんでした。そして、誰もが愛すべき人物ばかり。みんなグダグダなんだけど、嫌なヤツが一人もいないんです。ヘロヘロしている瀬戸の両親も、威張り散らした番長の鳴山でさえ。お互いを大切にしていて、繋がった時間を愛おしんでいる。
特に「甘える場を与えられずに生きてきて、他人に上手く甘えることができないけれど、誰よりも瀬戸の存在を求めている内海」を切なく表現していた池松壮亮は、素晴らしかったと思います。
この作品を観ていると、不必要な人なんてこの世にはいないんだなぁと思ってしまう。温かさの塊です。

内海と瀬戸がただただ会話をしている光景に、最初のうちは「このまま喋りつづけて終わってしまうのだろうか…」と不安な気持ちにさせられましたが、不思議なことに次第に心地よくなっている自分がいました。一見、若者らしい青二才な会話なのですが、言葉の端々に効いている洒落や関西弁特有のノリツッコミがとても爽快です。飽きを感じさせない秀逸な脚本だからこそ、劇中の8割ほどを2人の会話だけで成り立たせることが出来たのでしょう。
せっかくの映像作品にも関わらずあまり動きのない演出は、原作漫画の構図や雰囲気をなるべく忠実に再現するためだったのだろうと思います。原作は未読ですが、お陰で漫画で描かれた絵が想像できました。おそらく原作ファンも満足できる劇場版なのではないでしょうか。
全体にほほんとした雰囲気ですが、2人の会話だけでもちょっと悲しい家庭状況や、切ない恋模様もしっかりと伝わってくるということは、やはり脚本が優れているのだと実感しています。75分という上映時間も、ちょうどいい塩梅ですね。
映画『セトウツミ』のまとめ
セトとウツミのキャラがまったく違うのに、なぜか二人は気が合って、ずっと一緒に居ても飽きずに、楽しくお喋りを続けるんですよね。意見が違っても、笑いのセンスで上手に相手に自分の考えを伝え合い、お互いに刺激し合っている二人。
自然体な二人の空気感に、観ているこちらもリラックスしてしまいます。
何度もクスッと笑ってしまいました。
関西人て、まるでお笑い番組を観ているように、普段の会話がこんなに面白いの?と、思いますよね。
男子高校生らしさも出ていて、大人になる手前の、繊細で、勢いがあり、ふざけもするけど、考えてもいる、でも、結局最後はふざける、そんな姿を、主役の池松壮亮と、菅田将暉が上手に演じています。
学生時代だからできるこんな友達、学生時代だから持てるこんな時間。
今、学生の方は「そうそう!」と共感し、学生を卒業した方は「懐かしいな、あの頃は楽しかったな」と数々の思い出が蘇るのではないでしょうか。
ぜひご覧ください。
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