©︎)2005青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
少年サンデーより1994年5号から現在連載中の漫画『名探偵コナン』。1996年からはアニメが放映され現在20周年を突破しています。
名探偵コナンは闇の組織によって高校生の名探偵・工藤新一が少年化されてしまい、闇の組織を追いながら数々の事件を解決していく推理漫画です。
今回は、2005年劇場版7作目『名探偵コナン 水平線上の陰謀』。今回のコナンは豪華客船んの中で起こる殺人事件、容疑者に挙げられた女性が小五郎の奥さんに似ていることから本気をだし、小五郎がメインで事件を解決していく作品です。
目次
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劇場版 名探偵コナン 作品 | U-NEXT | TSUTAYA TV/DISCAS | Hulu |
第1作「時計じかけの摩天楼」(1997年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第2作「14番目の標的」(1998年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第3作「世紀末の魔術師」(1999年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第4作「瞳の中の暗殺者」(2000年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第5作「天国へのカウントダウン」(2001年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第6作「ベイカー街の亡霊」(2002年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第7作「迷宮の十字路」(2003年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第8作「銀翼の奇術師」(2004年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第9作「水平線上の陰謀」(2005年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第10作「探偵たちの鎮魂歌」(2006年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第11作「紺碧の棺」(2007年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第12作「戦慄の楽譜」(2008年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第13作「漆黒の追跡者」(2009年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第14作「天空の難破船」(2010年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第15作「沈黙の15分」(2011年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第16作「11人目のストライカー」(2012年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第17作「絶海の探偵」(2013年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第18作「異次元の狙撃手」(2014年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第19作「業火の向日葵」(2015年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第20作「純黒の悪夢」(2016年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第21作「から紅の恋歌」(2017年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第22作「ゼロの執行人」(2018年) |
〇 | 〇 | 〇 |
第23作「紺青の拳」(2019年) |
✕ | △ | ✕ |
劇場版『名探偵コナン 水平線上の陰謀』のあらすじ
時は遡り15年前、貨物船・八代丸が北大西洋の海上で氷山にぶつかり沈没し、乗船していた船長の沖田、三等航海士の2人が死亡する事件が起きていました。
車を運転する八代造船の船舶設計士は運転中に心臓麻痺を起こし崖から転落する事件が起きます。
捜査一課の佐藤刑事が担当しますが今回の事件に不信感を覚えます。
崖の転落事故からしばらく時が達、コナン達は園子に豪華客船『アフロディーテ』の処女航海に招待され、クルーズを楽しんでします。
クルーズの中にいたアフロディーテの設計士美波子とシナリオライターの日下を紹介されます。
美波子は小五郎の別居中の妻に似ており、蘭もそれに気付きます。
小五郎は美女を見ると鼻の下をすぐ伸ばすのですが美波子の前では平然を装っています。
そんな中、豪華客船に興奮したコナンたちは船内でかくれんぼを始めましたが、その最中に園子が何者かに拉致監禁されてしまいます。
コナンによりなんとか救出された園子ですが、その間に八代造船の社長と会長が殺害されます。
事件が発生し目暮警部も現場に到着し捜査をしますが豪華客船の乗船者数は600人以上にいるので捜査が難航しています。
犯人と思われる人物に拉致監禁されていた園子は犯人の顔こそ見てはいなかったが、現場検証や証言により日下が犯人であることを突き止めます。
劇場版『名探偵コナン 水平線上の陰謀』のネタばれ
一同は推理した根拠を並べ日下を追い詰めていきますが、小五郎は美波子の事を神妙な面持ちで眺めていました。
15年前の転落事故は八代造船の社長と会長が保険金詐欺の為に仕組んだ殺人事件で保険金目当てに殺されたの三等航海士の息子が日下だったのです。
日下は復讐の為に今回の犯行を計画し実行したのですがコナンたちに邪魔をされ追い込まれてしまい、船のあらゆるところに仕掛けた爆弾を次々に爆発させ逃げようとします。
船内は火の海になりますが乗客はボートに乗り何とか脱出するのですが、蘭が船内に忘れたものを取りに戻ってしまい閉じ込められます。
コナンは蘭を探しに船内に戻りますが爆発による火災が激しいため見つけることができません。
一方、小五郎も豪華客船の船長室に向かっていました。
小五郎は今回の真犯人が日下ではなく美波子だと見破っていたのです。
美波子は15年前の事件で殺害された船長の娘で、今回日下をうまく操り犯行に及んだのです。
美波子も八代造船の社長と会長に恨みをもっており、そして現在の船長を殺害しようとしますが小五郎により阻止されます。
小五郎は自分の妻に似ている美波子にこれ以上罪を重ねてほしくないと思い必死に止めます。
犯人たちは逮捕され、蘭もコナンの活躍により無事救出されます。
地上についた一行はまた平和な日常へ戻っていきます。
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劇場版『名探偵コナン 戦慄の楽譜』の登場人物
江戸川コナン (高山みなみ)
毛利蘭 (山崎和佳奈)
毛利小五郎 (小山力也)
鈴木園子 (松井菜桜子)
阿笠博士 (緒方賢一)
日下ひろなり(山寺宏一)
秋吉美波子 (榊原良子)
劇場版『名探偵コナン 水平線上の陰謀』の主題歌
ZARD 『夏を待つセイル(帆)のように』
劇場版『名探偵コナン 水平線上の陰謀』Twitterでの反応
そういえば、14年前の作品『名探偵コナン 水平線上の陰謀』は割と推してまして…コナン君の超絶推理ミスを毛利小五郎のおっちゃんがまさかの名推理でカバーした挙句、バリバリ戦闘モードの犯人に対し、暴力に訴えずに倒そうとする素晴らしい人格者ぶりを発揮するという…。おっちゃんのための映画。 pic.twitter.com/8hGC7xWtrK
— ヒナコ・ヨ・シネマン@映画垢 (@hinakoyocineman) December 1, 2019
9作目『名探偵コナン 水平線上の陰謀』感想。もうとにかく小五郎のおっちゃんですよ。序盤からだらしねー姿を見せまくると思ったら…まさかの大活躍で超かっけええええ!惚れる!舞台が船の上に限定されているしゲストキャラもいないシンプルな内容なのでコナン初心者にもオススメ。#コナンマラソン pic.twitter.com/wEIIc9SVnW
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) April 4, 2020
朝から用事済まして、帰ってきて名探偵コナン「水平線上の陰謀(ストラテジー)」みてたんですが…なんだろう……すっごい泣ける。゚(゚´Д`゚)゚。ストーリーは忘れかけてたけどこんな良い作品だったっけ?!ZARDの主題歌も沁みるし、何よりおっちゃんかっこいいし、何なの!!もっかい見る(; 😉 pic.twitter.com/hqbBUahcrx
— -maaaai- (@miyayim) December 17, 2019
名探偵コナン 水平線上の陰謀 を見た(映画9作目)
うん感動系でしたね。
そして噂通り小五郎が活躍してたw
最後のシーンで「そこの台詞に繋がるかー」ってのがあって良かった。
ただ少し地味ではあるかな、もうちょっと終盤はいいけど、序盤からもっと盛り上げていただきたい。— シムナシスマホ (@nosim_fhone) April 28, 2020
コナンの映画、ホンマにいい…
水平線上の陰謀ひさびさに観たけど、泣いたよね(꒦ິ⌑︎꒦ີ)
もう感動!!
あらためて観ると発見も多い!
今日は、まだまだ観るぞー!!!#名探偵コナン#水平線上の陰謀— ちょんこ (@chonkousj) June 21, 2019
劇場版『名探偵コナン 水平線上の陰謀』はこんな人におすすめ
・アニメ名探偵コナンが好きな人
・推理小説ものが好きな人
・ハラハラドキドキが好きな人
劇場版『名探偵コナン 水平線上の陰謀』の感想

この作品の見どころは、なんといっても作りこまれた謎だと思います。迷宮の十字路のような連続殺人や、時計仕掛けの摩天楼のような連続爆破などが起こるわけではなく、船の上で起こる事件はたった一つです。そのため、はじめは単純な事件のようにに見えてしまいます。しかも、コナン作品では数少ない(キッドとの対決などを除いて)、犯人が最初から明らかになっている作品です。
そのため、コナン達がどうやってその犯人にたどりつくのかが描かれるのかと思っていましたが、実はそういう作品ではないことが最後に明らかになります。結末で、一つに見えていた事件の裏で実は二つの事件が起こっていたと明かされたときの驚きは、他の作品ではなかなか味わうことができない感覚でした。
そして、この作品のもう一つの魅力が、その難解な事件を毛利小五郎が解決してしまうことにあります。実はこの作品では、コナンは一度間違った推理をしてしまうのです。入り組んでいる二つの事件を、一つの事件だと間違えて解いてしまったわけです。そんな謎を小五郎が解決してしまうのですから、初めて見た時にはかなり衝撃を覚えました。ここまで小五郎がかっこよく描かれている作品は、他にはないかもしれません。小五郎のかっこいい活躍が見たいという人にとっては、一番おすすめできる作品だと思います。

数あるコナン作品の中でも、大人が見ても楽しめるミステリーと言える作品ではないかと思います。
コナン作品には珍しく初めから犯人が明らかになっています。犯人はわかっているのですが、事件に関してわからない部分が多く映画が進むほど混乱します。
しかし、この混乱の時間がとても重要なんです。お約束の少年探偵団の好奇心による調査、新一と蘭の小さいころの回想などすべてが伏線です。この作品、中盤は伏線だらけなんです。いつもの「毛利小五郎の推理は的外れ」という視聴者の認識さえ利用されるので、本当に混乱の一言です。ただ残念ながらと言っていいのかトリック自体はそんなに難しいものではありません。
多くのコナン映画の最大の見どころは「巨大建造物は爆破される」ではないでしょうか。コナン達がどのようにしてこのピンチを乗り越え平和にエンディングを迎えられるのか、大きな見どころですよね。
この作品も例に漏れず爆破されます。豪華客船が派手に爆破され沈没します。
みんなが救命ボートに乗り込み避難をする中、落とし物を取りに戻ってしまう蘭の姿に「いや、避難しようよ」と思ってしまいますが、この落とし物についても最終的にはあってよかったねとなります。しかし、そもそも蘭が取りに戻らなければとついつい考えてしまいます。
事件についてはとても引き込まれて見ましたが、後半のピンチのシーンはつっこみたい気持ちがむくむくと沸いてきました。
すでに書いた蘭の行動や、海上保安庁の隊員さん重傷じゃないのか心配になったり、そのアクセサリーじゃ子ども一人持ち上げられないんじゃないかという驚きなど、最後にわざとつっこみどころを詰め込んだのかと思うほどでした。
そしてコナンがもう少しピンチに陥るかと思いましたが、意外にもすんなり助けられてしまいました。
豪華客船沈没という見どころにたいして、コナンたちのピンチは意外と地味だったなという印象でした。
個人的にクライマックスには物足りなさを感じましたが、そこまでの伏線の用意の仕方や見事に回収しながら推理が進められる点はとても見ごたえがありおもしろい作品でした。

コナンたちは園子に誘われてクルーズを楽しんでいました。みんなでかくれんぼをする中コナンは隠れることを忘れ、壁に向かってサッカーボールを蹴り続けます。
その姿を優しく見守る蘭の姿が印象的です。そんな中かくれんぼの鬼となってしまった園子がかくれんぼが終わっても探しに行ったまま帰ってきません。コナンの推理により園子は見つかります。そこからいろいろと事件が起こりますが犯人が最初から分かります。
犯人はあの人かと思いきや最後の最後にいい意味で裏切られます。蘭と園子だったり、少年探偵団だったり、小五郎のおっちゃんだったり、もちろんコナンも、みんなに活躍のシーンがあり個人的にとても好きな映画でした。小五郎のおっちゃんがとてもかっこよくて、コナンよりも先に犯人にたどり着き、その理由が犯人であってほしくなかったからマークしてたら犯人だと分かったという小五郎のおっちゃん。
小五郎のおっちゃんがかっこいいコナンお映画ナンバーワンだと思います。また最後の救助のシーンもよかったです。少年探偵団が蘭のために作ったブレスレットが最後に使われるベタさも好きです。無駄じゃなく伏線になっていてストーリー構成がとても好きでした。

今回の映画は豪華客船が舞台。少年探偵団、阿笠博士、毛利親子、鈴木園子、そして警視庁捜査一課のメンバーが船内で起こる殺人事件や15年前の沈没事件に立ち向かいます。コナン映画の見どころのひとつは、新一と蘭の関係について。幼馴染のふたりの甘酸っぱい関係が映画の回を重ねるごとにちょっとずつちょっとずつ進んでいきます。
幼いころの思い出と新一(コナン)の推理が蘭を救い出します。蘭の「いつも新一が見ていてくれているんだよね」とまっすぐな瞳で言われると新一もイチコロです!ふたりの絆の強さ、そして蘭の新一を一途に待っている強さ、応援したくなります。
「愛」と言えば、もうひとつ。コナンのあるあるパターンは、眠りの小五郎が事件を解決するところ。実は麻酔銃で眠った小五郎の声でコナンが推理をして事件を解決するのですが、今回はなんと小五郎は眠りません!豪華客船での豪遊を楽しみながらも事件をずっと追って推理を重ねていた小五郎。今回ばかりは自分で事件の真相にたどり着くのです。
推理の見事さもさることながら、その事件解決まで推理を重ねていた理由がこの映画には登場しないある人物のおかげ。素直じゃない大人の小五郎さん、ニクイです!

この作品は現在の最新作をいれても毛利小五郎が眠らずに推理する貴重かつ男らしさが全面に描かれた作品です。キャッチコピーは「忘れはしねぇよ、オマエのことだけは…」「オマエを、絶対に守る」です。
このキャッチコピーからはコナンが蘭に対して言っているように見えますが、私には小五郎が妃英理に対して言っているようにも感じます。その理由としては犯人と対峙したときに感じます。この作品は船の中で物語が進んでいくのですが、新一と蘭の幼い頃の場面がキーになります。その他にも少年探偵団と蘭と園子の関わりなど推理やアクション以外の所がしっかりと描かれています。
事件に関しては二転三転と展開が早いのはそうですが、それ以上に複雑に絡んでいる思いがまさかの展開につながっていきます。今回コナンは犯人だと思う人物を早い段階から追い詰めていきますが、実は真犯人のミスリードだったことがわかります。また物語の終盤では幼い頃の出来事と重なることが起こってしまいます。
私はこの作品を見た時、普段優れないとからかわれている小五郎がコナンが気づけなかったものに気づくという点にすごくかっこよさを感じます。作品の中全てがかっこいいのではなく犯人に迫るところでかっこよくなる姿は大人の男性としてのかっこよさの象徴でないかと思います。また毎度おなじみの博士のクイズなど楽しさとシリアスさが程よく組み込まれた作品でその展開の変わり方もすごく魅力的だと思います。
またコナンの推理ショーにアガサ博士が手を貸しているのが面白さが増しています。作品の中で出てくるキャラクターを様々な場面で動かしてくるところはこの作品の魅力の一つなのではないかと思います。

本作はシリーズを通しての「お決まり」の展開がほとんどなく、舞台も豪華客船アフロディーテ号から移らずにいたので、流れがとてもシンプルで綺麗だったと思いました。乗客が上品である描写からも落ち着いた印象を受け、劇場版ならではのスペクタルなシーンもありつつゆったりと観られたと思います。
いつもは眠らされてしまう毛利探偵が、しっかりと目を光らせたからこそ辿り着いた名推理を自分の口から真犯人へ解くシーンとその後のアクションが、彼の人生哲学を垣間見るようなやり取りに感じられ、おちゃらけた態度のギャップが素敵でした。冒頭でハッキリと顔が見えた状態で「犯人」かと思わしき人物の行動が描かれ、その人物の犯行シーンがリアルタイムで映し出されるので、その裏をかく証拠を掴んだ毛利探偵の観察力に驚きました。
海上でのコナンと犯人とのボートチェイスのシーンや、船に閉じ込められてしまった蘭を助け出すシーンなど、ヒヤッとしたり緊張感があったり、物語にとても惹きつけられ入り込んで見る事ができました。
蘭と新一との甘酸っぱいエピソードもあり、それに重ねたシーンもありましたが、いつも蘭が少年探偵団のメンバーを優しく温かく見ている事が目に見える形で伝えられて、ピンチを救ったことも最大の見所のひとつだと思います。

「あんたがあいつに似ていたから・・・犯人があんたじゃなきゃいいと思って、無実の証拠を集めようとしたからこうなっちまったんだよ・・・」(毛利小五郎)
・『水平線上の陰謀』の見どころ
なんと言っても、毛利小五郎です!小五郎がメインで大活躍した映画だったので、コナンの映画の中でも印象に残っています。
小五郎はヒロイン・毛利蘭の父親で職業は探偵ですが、推理はだいたい的外れ、大の女とお酒が好きという「ダメ」な部分が強調されることの多い人物です。映画では主人公のコナンが中心となるため、脇役に回りがちな小五郎ですが、小五郎がメインの映画が来るなんて思っても見ませんでした。
この映画では、コナンが真犯人のミスリードにひっかかるという珍しい映画ですが、コナンが自分でも見抜くことができなかった真相に小五郎が辿り着き、豪華客船で真犯人と対峙するシーンは鳥肌が立ちました。
上記の犯人に対して言ったセリフは、映画の中でも一番の名セリフだと思います。このセリフを言った時の小五郎の背景に、別居中の妻・妃英理さんが登場した時、小五郎の英理さんへの愛情を感じました。最後、コナンが「名推理だったぜ、おっちゃん」と称賛のセリフを贈るシーンも好きです。
また、小五郎がメインで活躍する映画を作ってほしいです・・・切実に。

この作品の一番の見どころはやはり小五郎の動向です。この映画に限ってはもはや小五郎が主役といっても過言ではありません。
物語自体に最初からもっともらしい犯人が用意されているので、最初はその犯人をどうやって追い詰めていくのかを主軸として進めていくのかと思っていました。
もちろんコナンは早々にその犯人の正体に気がつくのですが、小五郎はいつも通り違った犯人を推理してしまいます。
あぁ今回も小五郎はへっぽこ役なのかと思っていました。ですが、違いました。小五郎は実行犯の裏で暗躍する真犯人の正体に気がついていたのです。
物語のクライマックスで小五郎と真犯人が対峙するシーンもお気に入りです。
真犯人が自分の妻に似ているので、できれば犯人であってほしくなかった。だからこそ犯人が犯人でない証拠を集めようとしたらこういう結末になってしまった。そう答えた小五郎は本当にかっこよかったです。事件を解決するのがコナンから小五郎に変わっただけでこんなにも渋いやり取りと展開になるのかと初めて視聴した時は感動しきりでした。
普段おまぬけな小五郎だからこそ却ってかっこよさが引き立つように思えました。
この映画を見るときっと小五郎の虜になること間違いありません!いつもと違う小五郎を楽しみたい人に特におすすめしたい映画です。
劇場版『名探偵コナン 水平線上の陰謀』のまとめ
劇場版コナン7作目”水平線上の陰謀”。今回のコナンは15年前におきた事件の恨みを晴らすために人を利用し事件を起こします。
今回の小五郎はいつもとは一味違います。普段はコナンに麻酔銃を撃たれ小五郎が事件を解決したようになりますが、今回は自力で真犯人までたどり着き事件を解決します。
愛する人に似ている人が罪を重ねていくことがつらく本気を出している姿かっこいいです。
コナンを見たことない人でも見れるよう内容になっていますので是非この機会にご鑑賞ください。
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