(C)2019「犬猿」製作委員会
目次
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映画『犬猿』あらすじ・ネタバレ・出演キャストなどの作品概要
映画『犬猿』のあらすじ
・ラブストーリーの映画
カーナビに映し出された健太郎主演のラブストーリーのCMが流れていたけれど金山和成は冷ややかな目で観ていました。
・駐車場での因縁
駐車場で車を止めると突然隣の車の男性は「ドアをぶつけたので塗装代金を弁償しろ」と和成に迫ってきます。
それを観ていた男性の同乗者は和成の兄(卓司)のことを知っていたのもあり制止します。
そこで因縁をつけた人も急に態度を改めて塗装代もいらないと去っていきました。
・兄(卓司)との再会
卓司は和成の兄で強盗事件にて投獄されていました。
刑期を終えて出所してきたばかりの卓司は行くところがなく、仕方なく和成を訪ねます。
和成もあきらめて兄を家に入れます。
・複雑な姉妹
卓司と和成も十分に複雑な兄弟です。
和成の彼女となる真子もかなり複雑な姉妹です。
彼女の姉(由利亜)は印刷工場を経営するしっかり者ですが妹(真子)はその工場の事務を手伝っていますが頼りない感じもあります。
・和成に思いを寄せる由利亜
印刷会社の営業担当の和成は由利亜の印刷工場担当を強いているのもありポスターの打ち合わせをするという名目で食事にいけないかと画策します。
和成もまた真子のほうに好意を抱いているのもあり彼女の誘いには二つ返事でした。
・4人の食事会
はじめは和成、由利亜、真子の3人で食事をしていた時に卓司から電話があり居場所を聞かれたので仕方なく4人でお肉を食べることとなりました。
・富士急ハイランドでのデート
ポスターの件で実物の色合いなどの違いがあり刷り直しを頼んだ和成は由利亜にどこかに連れていくことを条件に承諾します。
仕事を頑張った由利亜は和成とデートをすることとなりました。
ただ彼女の興奮のあまりに鼻を鳴らしてしまうことに和成は驚いてしまいます。
そのうえひどい乗り物酔いをしてしまった由利亜は吐いてしまいます。
そこで彼は事前に用意をしていた誕生日プレゼントの手ぬぐいを渡します。
・卓司の仕事
卓司が商売を始めるために和成のお金と車を勝手に使います。
さすがに怒った和成は返せといいますが、卓司に暴力を振るわれてしまい逆に謝って許してもらいます。
そんな卓司は商売がうまくいって羽振りがよくなりそのお金で実家の借金も返済することで和成を驚かせます。
・真子の嫉妬
ある日、印刷工場に外国から電話がかかってきます。
その時に由利亜は問題なく対応すると、自分はCDを聞いて勉強していてもうまく話せないことに傷ついてしまいます。
・和成と真子の関係
由利亜に嫉妬した真子は彼女を傷つけるために和成と付き合い始めます。
和成は由利亜とポスターの打ち合わせをしているときに真子との交際を打ち明けます。
それを知った由利亜は明らかに和成にも真子にも冷たい態度で接してしまいます。
・真子と遊園地デート
和成は以前、由利亜とデートをした富士急ハイランドで真子とのデートを楽しんでいました。
お茶をしながら話をしていると自然と兄弟の話になりお互いに自分で兄弟(姉妹)のある愚痴を言うのは平気だけど他の人に言われると何とも言えない気持ちになると実感します。
映画『犬猿』のネタバレ
・再び追われる身となった卓司
卓司は商売で違法薬物を扱っていました。
そのことで再び追われる身となります。
そんなときに芸能活動をする真子が監督から仕事をもらうためにホテルのフロントにいるところを卓司に見つかってしまいます。
さすがにそれを和成に話されたくないので口止めをします。
・兄弟(姉妹)喧嘩
卓司は和成の部屋のソファを煙草で焦がしてしまいます。
そんな兄の姿をもう見たくないと自首するように勧めます。
2人の口論がエスカレートしてつかみ合いの喧嘩になります
由利亜と真子も溜まりに溜まった不満をぶつけあって激しく喧嘩します。
その後、部屋を去っていったのは和成と真子でした。
・命の危機に対する反応
和成が出ていった部屋に覆面の男たちに襲撃されて首を刺されてしまいかなりの出血をします。
由利亜は今までのことから急に生きるのが嫌になり衝動的に自殺を図ります。
兄弟、姉妹の危機を感じた和成、真子は慌てて救急車を呼びます。
そのおかげもあり卓司、由利亜ともに助かります。
・仲直りしたはずが
卓司・和成、由利亜・真子の兄弟、姉妹は仲良くなったと思ったらすぐに、にらみ合うこととなります。
この兄弟、姉妹はやはり犬猿の仲のようです。
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映画『犬猿』の登場人物紹介
金山 和成 (窪田 正孝)
金山 卓司 (新井 浩文)
磯野 由利亜 (江上 敬子)
磯野 真子 (筧 美和子)
映画『犬猿』の主題歌
ACIDMAN 『空白の鳥』
吉田監督からオファーを受けて書き下ろされた曲でACIDMAN の大木さんにとっても思い入れの深い作品のようです。
映画『犬猿』Twitterでの反応
犬猿すごく良かった〜。
私も兄と妹がいて今年のお正月に3人で10年ぶりくらいに映画を観に行ったのですが。私は目が腫れるほど感動して泣いた映画を兄と妹は開始10分で爆睡。本当にこの人たちと血が繋がっているのかとすごくモヤモヤしたけど、数日後には元通りなんだよね。兄妹っていいね。笑 #犬猿 pic.twitter.com/lmGuOyAvCk— おのののか (@nyonyo_ka) February 14, 2018
犬猿やっと観た!
窪田くん絶賛されまくりで嬉しすぎる(T_T)💖映画もポンポン進んで面白いし感動〜🥺✨
うちのチビ兄弟も心の奥にこんな絆作れるのかなぁ💗
お兄ちゃん泣けるよー!!
やんちゃは困るけど!!#犬猿 pic.twitter.com/ih06Y4FgAk— さくら (@kubosakura0809) May 18, 2020
今日から3月🌸そして今日は1日🎥映画ファーストディー😆窪田正孝くん目的で観に行った【犬猿】ニッチェの江上さん主役でイイね👍って位、江上さん良かった🙌感動はしないけど(笑)兄弟姉妹あるある満載❗オススメ♪この手の作品🎥大好きです😉 pic.twitter.com/AJJahEvQFo
— がちゃ♪ (@gachaTYK) March 1, 2018
『犬猿』兄弟姉妹のめんどくささをわかりみ深く描いていて基本的にはめちゃくちゃ面白いんだけど、この映画唯一の欠点が「ヤクザの兄貴を持つ気弱な弟」って設定なのに窪田正孝の身体が“仕上がりすぎている事“っていうね pic.twitter.com/QeCu2ukBzC
— バシ (@bashix4) April 3, 2020
テアトル新宿にて、映画#犬猿
鑑賞。
普段は海外ものばっかりですが、やっぱり日本映画おもしろいやん!と改めて思わせてくれる作品でした。
俳優陣も全員素晴らしかったなぁ、、、
おすすめです。あと、映画館で観る意味がある作品だなと思いました。面白いカラクリ(╹◡╹) pic.twitter.com/I3oB7tGs8W
— 永石匠 (@takuminagaishi) February 26, 2018
映画『犬猿』のSNSでの声
評価☆☆☆☆ 吉田恵輔監督は外しません
前作ヒメアノールもよかったけど今作もよくできています。
2組の中の悪い兄弟、姉妹4人の人間ドラマで人間の根底にある嫉妬、欲望などを浮かび上がらす演出がされているのもありエンドレスに観てしまいそうです。
評価☆☆☆☆ 共感、共感、共感の嵐
自分にも妹があるのでその何とも言えない気持ちはわかります。
妹の悪口を私がいうのはいいけど他人にいわれるのは嫌だし、嫉妬するのも兄弟姉妹だから他とはなんか感覚が違います。
オチも好きです。邦画って感じがして好きです。
評価☆☆☆☆ ウザいけど大事な人
この作品は兄弟げんかを通してどんなに仲が悪く、いがみ合っていても、根底には深い愛情があるという人間模様を描いた暖かなストーリーとなっています。
映画『犬猿』の感想

正反対の兄弟、姉妹のそれぞれの個性と想いが存分に活かされている作品だと感じました。
弟に依存する暴力的な兄と、兄に言いなりの弟、また、しっかりものの姉と美人な妹という二つの関係性とタイトルがピッタリとマッチしていて納得がいきました。
どうしようもないダメ兄貴には何度も怒りをおぼえ、要領よく生きる妹には嫉妬すらおぼえるほど、お二人の演技力の高さに感心しました。
また、兄弟、姉妹の日頃のやり取りを観ていても「あるある」と共感できる部分がたくさんありました。
途中、どんなにお互い相手に対していろんな葛藤があったとしても、やっぱり兄弟、姉妹の間の絆や愛は深いんだなと感動した矢先に、まさかのラストで「えっ!」と思わず声をあげてしまいましたが、その後、なぜか納得している冷静な自分もいました。
兄弟姉妹の絆や愛を感じれるとともに、兄弟姉妹であっても、人間だから受け入れられない部分もたくさんあるんだなということが学べるような作品だと感じました。

ばしゃ馬さんとビックマウスの吉田監督のオリジナルストーリーとくれば面白くないわけがない。
犬猿の仲の兄弟、姉妹を描きつつ、家族と血縁という離れられない存在を映し出すドラマ。
見ているこちらも痛くなるくらい、うわーそこわ言わないでくれえ。
という気持ちになるシーンが特徴的な監督さんですし、本作もその要素がふんだんに盛り込まれております。
おそらく多くの人が少なからず当てはまる恥ずかしさ、むなしさ、なのではないでしょうか。
恋をする女、それに気づかない男。女優として活躍したいものの、際どい水着を晒してなんとか体裁を保っている女。
刑務所帰りで居場所がないがかなり図々しい兄、従うしかない弟。
そんな人間関係がからみあい、最後は少し安心できる内容。こういう映画が日本にはもっと必要です。大人が楽しめる内容の作品です。

なかなか意地悪な内容でした。とくに姉妹の話はキツイです。
私も容姿が良くないので、姉の気持ちがわかります。
2人しか女がいなくて1人しか褒めないのとかひどいなと思うし、デートのとことか見ててつらかったです。
でも、顔だけ見られるのも嫌は嫌ですよね。
ほんとはもっとスキルアップしたいだろうに、結局チヤホヤされるからそれもできなくてって子は結構いると思います。
あの姉妹は互いにコンプレックスを持っていたんだなと思いました。
兄弟のほうは、兄が違法なことをしていると知っても、友達みたいに関係を切るのも難しいし、大変だろうなと思いました。
ラストがとても印象的です。
へんにハッピーエンドじゃなくてよかったです。キャストもすごく合ってました。ニッチェの江上さんはコントでよくブス役をしています。
容姿がアレな女役がすごくうまいし、やっぱりおもしろかったです。
また、映画とか出てほしいなと思いました。

営業中に和成が車でとあるCMを無表情で見ている所から物語は始まります。
隣に駐車していた男から因縁を付けられますが、自分の兄 卓司の弟である事に気付かれ、兄には黙る様言われて立ち去ります。兄は服役していて最近、出所しました。
和成は兄と関わる事は避けている様子です。
和成が担当している印刷会社の社長である由利亜は和成に好意を持っています。
先程、CMに出ていた妹の真子も社員として働きますが、仕事が出来ず見下しています。
それぞれの兄弟と姉妹が妬みや嫉妬から大きなケンカをしたり、仲良くなったりしながらの人間模様が映し出されています。
血がつながっているからこその関係やトラブルをうまく男女に分けて描かれているとお思いました。
個人的には卓司と由利亜が救急車で同じ病院を目指いしているシーンでは「助かれよぉ」なんて入り込んで観ていました。
全体的に共感部分の多い作品でした。

兄弟・姉妹というのは、どんなに離れて暮らしていても切っても切る事のできない縁だと思います。
地道に生きていても破天荒にしていても、血が繋がっています。
私にも妹がいますが、価値観が理解し難くてもケンカをしたり助け合ったりしながら、連絡を取り合ってそれなりに仲良くできていると思います。
でも、例え親子であっても分かり合えない者同士というのがあるのもまた然り。
どこにでもある関係性で、当人同士の感情のぶつかり合いがなかなか変わらないのは、現実世界でそうである様に、この作品の最後まで兄弟と姉妹が「『犬猿』の仲」であり続けた所が1番共感できました。
また、まるでノンフィクションであるかの様なやり取りに引き込まれると同時に、ラストの極端な場面展開が兄弟姉妹に同じ様に起こった所が意外性があって良かったです。
私は今でも妹達の事が好きなので、真っ当に頑張って、相手を思いやった声掛けを心掛けたいなと思いました。

江上さんの演技がおもしろかったです。
ほんと、姉妹で美人ブスがいると悲劇っていうか、腹が立つよなと思います。
男の方の兄もクズだし、兄弟姉妹って厄介なものです。
窪田さんと新井さん、たしかに兄弟に見えないことはありませんでした。なんでしょうか?
個性的な感じが似ているのかなと思いました。
おもしろいのはおもしろいのですが、陰湿でもあってみていられないなと思うところはあります。
でも、それがリアルなのかもしれません。
私は姉妹でそんなに仲は悪くないのですが、同性の兄弟ってともすれば犬猿の仲になるよなと思います。
兄弟がいる人なら思うところがある作品だと思います。
余談ですが、江上さんが、この話の説明を受けた時、あなたの役は容姿の醜い女と聞いたという話が大好きです。醜いって、ヒドス!でも、デブで妹に実は嫉妬している女がとても似合ってました。

男兄弟と女姉妹がいる人なら、少し共感する部分が多い映画でした。
出来の良い・悪い兄弟、姉妹がいる人は少しでもいいから見てほしいです。
子どものころから、知らないふりをしてきた自分の中にある積もり積もった不満を互いにぶちあけるかのように、日常で繰り広げる小さな火花が今にも爆発しそうな冷戦状態に冷や冷やしてしまいました。
キャストがとても合っていて、中でも芸人のニッチェ、江上敬子がぴったりはまり役で私は個人的に好きでした。
日頃から自分より出来が悪くても許されて可愛いいいところどりの妹に嫉妬している姿の芝居が上手いなと思いました。ラスト、なんでもかんでも互いに不満や怒り、嫉妬や羨望、すべての負をぶち明け無音の喧嘩シーンが圧巻でした。家族の前で静かにビデオを流して、無言の仕返しをした姉にスッキリしました。
最近、色々なことでうまくいかず、会社や人間関係で誰かに不満があるのに直接相手に怒ったり、文句が言えない人が多いと思います。そんな人に見てほしいです。

主演の四人のハマり方が尋常じゃない!特にニッチェの江上敬子さんは神がかり的でしたね。
というか、彼女のために書き下ろされたシナリオなんじゃないかと疑ってしまうくらい、ドンピシャでした。
新井浩文さんもリアリティ抜群の役柄。これまた絶品なんだよなあ。
家族の中でも、『兄弟』というのはある意味特別なポジションにいるので、複雑な、言語化しづらい感情を分かりやすく映像化してるなあと弟のいる身としてはつくづく身につまされる思いでした。ウチは仲いいですけどね、やっぱり一筋縄ではいかないので。。。
江上敬子が劇中で片想いしている窪田正孝にもらったハンカチを怒りに任せて捨てて、やっぱり忘れられなくてゴミ箱から拾って泣きむせぶシーンが、個人的なハイライトです。もう胸が締め付けられて仕方がなかったですね。この恋が叶えばいいのに!と日頃ひがんでばかりの僕でも応援したくなりましたよ。
映画『犬猿』のまとめ
「犬猿」は印刷会社の営業マンの金山和成と出所したばかりの兄の卓司の兄弟と使命感から父の印刷工場の経営をする磯野由利亜とその会社の手伝いをしながら女優を目指す妹の兄弟・姉妹の話を描いた映画です。
兄弟・姉妹はどんなに仲が悪くてもお互いのことを最終的に大切に思っているあたりは観ていて「そうだよね」と同調します。
そんな「犬猿」を動画で観てみませんか。
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