(C)2019「アルキメデスの大戦」製作委員会
目次
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映画『アルキメデスの大戦』あらすじ・ネタバレ・出演キャストの作品概要
映画『アルキメデスの大戦』のあらすじ
時代は遡り、舞台は1933年の日本。
欧米列強と激しく対立を深める日本では、海軍少将の山本五十六が航空戦の重要性を訴え、その航空戦を制するための空母新設を提言する。
しかし、造船中将の平山や保守派の嶋田らは、日露戦争の栄光から空母新設に反対し、大型軍艦の建造を主張し続けるのであった。
海軍のトップである大角を巻き込み、嶋田派の大型軍艦建造計画が優勢となる中、山本五十六は天才数学者である櫂直を海軍にスカウトする。
山本にはある疑問があった。
なぜなら、空母新設案より遥かに規模が大きく、コストもかかるはずの嶋田・平山案(大型戦艦建造計画)の見積もりが不自然に低い値で出されていたからである。
山本五十六と天才数学者の櫂直には、日本がもしアメリカを相手に回し戦争が激化した場合、その戦争に勝利する確率は限りなく低いだろうという共通認識を持っていた。
嶋田・平山案が現実となった場合、大型戦艦が国民の戦争意識を過剰に鼓舞し、軍事力を過信してしまう。
決して勝つことのできない相手にでも日本は暴走しかねないと危惧した櫂は、予定していた海外留学を中止し、海軍入隊を決意するのだった。
しかし、計画された戦艦の情報が一向に手に入らない櫂たちは、嶋田派の調査妨害もあり、戦艦建造の再見積もりが中々捗らない。
そんな中、櫂は、大阪の造船所社長である大里の元を訪ねる。
過去に尾崎財閥との取引で揉めた経験のある大里は、櫂を相手にしようとはしなかった。
そこに尾崎財閥の令嬢である鏡子も同行し、協力をするよう熱心に説得する。
ようやく説得に成功した櫂たちは、戦艦の建造に必要な経費の詳細を把握し、嶋田・平山案の不正を暴くべく、必死に見積もりの再計算に取り組むのであった。
映画『アルキメデスの大戦』のネタバレ
戦艦建造計画の再見積もり期限に、間一髪で間に合った櫂たち。
櫂は、戦艦建造にかかる鉄材の使用量と費用の相関関係の方式をギリギリで発見することに成功したのだった。
そして軍事会議に出席した櫂は、この数式を用いて嶋田・平山案の戦艦建造に伴う見積もりの低さを見事に証明する。
この成果で空母案が正式に採用されると山本派の誰もが確信した頃、平山中将は衝撃的な一言を発する。
“あえて費用を低く見積もった”という内容だった。
櫂たちの努力虚しく、大角海軍大臣が正式に戦艦建造案の採用を決定する。
しかし、負けじと戦艦の設計に大きな欠陥があることを強く指摘する櫂に、ついに平山はその欠陥を認め、自身の戦艦建造案を取り下げるのだった。
櫂たちの努力は報われ、見事に山本らの空母新設案が採用となった。
この逆転劇からしばらくして、平山は櫂を呼び出した。
訪ねてみると、そこにあったのは巨大戦艦の精巧な模型が置かれていた。
平山は、戦争に栄光を見出し、不確実な勝利を信じて暴走する全国民の士気を完全に折るために、この巨大戦艦が建造されなければならないと説明する。
負けるはずのない戦艦と、それを持ってしても戦争に敗北したという事実を、国民は知らなければならないと。
呆気にとられる櫂だったが、やがてこの巨大戦艦の建造に大きく関わっていく。
そして後に、建造された戦艦は“大和”と命名され、戦争に繰り出して行くのだった。
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映画『アルキメデスの大戦』の登場人物紹介
櫂直 (菅田将暉)
山本五十六 (舘ひろし)
田中正二郎 (柄本佑)
尾崎鏡子 (浜辺美波)
大里清 (笑福亭鶴瓶)
大角岑生 (小林克也)
宇野積蔵 (小日向文世)
永野修身 (國村隼)
嶋田繁太郎 (橋爪功)
平山忠道 (田中泯)
映画『アルキメデスの大戦』Twitterでの反応
映画「アルキメデスの大戦」を妻と共に観に行きました。戦闘シーンは最初だけです。
たいへん感動し考えさせられました。
実は、妻の亡父は軍港呉の水兵で大和に乗ったことがあるのです(出撃はありませんでした)。
妻は、もう一度観に行くと言ってます。 pic.twitter.com/I7ZlKKvXOX— Kuniaki Hirabayashi (@HKQyEKU2BXCecfk) August 14, 2019
元の期待値が低かったっていうのもあるんだろうけど『アルキメデスの大戦』本当に面白かった。いつもの山崎貴のうるさい音楽やわざとらしい演技、クドい感動演出等のダメな点がほぼ出てこないし、予告編のイメージとはかなり違う。
山崎貴作品苦手な人も一見の価値はある映画だと思います。オススメ! pic.twitter.com/swZY23FbFk— マッツン。 (@destruction_ma) July 26, 2019
「アルキメデスの大戦」を観た。結論を言うと、予想の遥か上を行く素晴らしい映画だった。今も感動で震えている
冒頭の坊ノ岬沖海戦の今迄に無い戦闘描写、25㍉機銃の射撃速度、論戦でのロジックの巧妙さ、戦艦を「人間が作った美しい怪物」と表現した事等、完璧だった
そして大和は本当に美しかった pic.twitter.com/mDFLPl9vPX— 東雲みょん@廃墟を旅する (@tisyaki) August 3, 2019
アルキメデスの大戦⭐️3.9
映画は船が沈むシーンから始まるんだけど…後にアアッ!て全てが回収されていく気持ちよさったら🥺思わずおー!ってなります❤️歴史ものって難しいイメージだけど重い空気の中にもコミカルな要素があったり、すごい面白いし分かりやすかった😊✨菅田将暉がこの役にぴったり🤗 pic.twitter.com/DLrjzAYsC0— 🔥Haruka movie review🔥 (@mylifeismovie38) January 28, 2020
映画『アルキメデスの大戦』はこんな人にオススメ
・「永遠の0」でお馴染み、山崎貴監督の日本映画ファンの方!今回は頭脳戦です!
・VFX映像ならではの迫力を楽しみたい方!戦艦大和の勇姿は圧巻です!
・真面目なテーマではありますが、テンポよくわかりやすい映画が好みの方!
老若男女におすすめできる、戦争と数学を掛け合わせた内容です。
映画『アルキメデスの大戦』の感想

『アルキメデスの大戦』は、当時時代遅れとなった軍艦製造を止め、その予算を空母に使うべく働いた人々の努力を表したものだと思います。いろいろな見解はあると思いますが、戦艦大和は太平洋戦争に於いて、全く役に立ちませんでした。
何故そんな時代遅れなものを海軍は作ってしまったのか、ずっと疑問でしたが、この映画では、戦艦大和の沈没が敗戦を国民に納得させる象徴として必要であるという決着でした。
しかしそれにしても、敗戦を的確に予測していた海軍の知的層は、戦争を止めるべくもっと奔走すべきであったと思います。
この映画では、戦艦大和製造の計画を推し進めた海軍の一派は財閥と癒着しリベートを取っていました。
現在の汚職でも良く聞く話です。
その中で、戦艦大和製造に傾いていた海軍首脳部を止めるべく、天才数学者の櫂直を少尉として起用したのが山本五十六だったことは、とても納得のいくストーリーです。
彼は大和に使う予算を当時最先端の戦法であった空中戦のため、空母製造に使いたかったのでしょう。
実際、五十六が計画した通り真珠湾攻撃の後、アメリカ本土を空母艦隊で急襲していれば、戦艦大和の使い道もあったのではないかと考えるからです。
櫂直を菅田将暉さん、 山本五十六を舘ひろしさんが演じられました。
それぞれの個性がとてもよく表現されていて、この五十六大将が終戦まで生きておられたら日本は変わっていたかもしれないと思ってしまいました。
また、櫂直を助ける海軍大尉の田中正二郎を柄本佑さんが演じられました。
櫂直と田中正二郎が戦艦大和の計画を阻止すべく関西に行って還ってくるシーンでは、戦艦設計の計算が間に合わないのではと手にあせを握りました。
結局、二人の努力は実らず、世界一と称された戦艦大和は製造されてしまします。
そして、一度も海戦に参戦することなく、太平洋戦争末期、沖縄に片道の燃料を積んで出発し、米戦闘機の集中砲火を浴びて沈没しました。本当にむなしく残念なことです。
この映画では、戦艦大和の就航式に出席した櫂直が涙を流すシーンで終わっています。
世界一の軍艦に喜ぶ人々の中で、彼だけが大和の不運、ひいては日本の敗戦を予見するかのようにただ一人泣いているのです。

秀悦な作品でした。
そして戦争に抗えない私たちの最大の攻撃でした。
戦艦ヤマトが誕生した理由とはなんなのか、こんな話がどこかの国で起こっているかもしれない、そう思うと足がすくみ、背筋が凍るような気持ちでした。
戦争映画って決して侮ってはいけないのだと痛感しました。
数学で世界は救えると思いました。イミテーションゲームのときのように。
なぜそうなるのかをとことん突き詰めることに意味があり、それを証明し、誰かを救うことができるという希望は全員の胸に刻まれたと思います。
かっこいいって大きなアクションだったりだけではないのです。貫くかっこよさと諦めないかっこよさをこの映画では見させてくれます。
そして全員豪華な役者揃いですし、やっぱり演技がうまい、演技合戦映画ともいえますよね。
なにをとっても秀悦な作品であったと思います。

菅田将暉さん、浜辺美波さんのファンだったので見に行こうと思ったのですが、戦争の話なので暗い内容ですし、難しく話が理解できるかなと思っていました。
しかし映画を見終わって、若い人にとっても分かりやすく、日本の戦争の歴史を理解するのにもとてもためになる映画だったなと思えました。
堅苦しく、理屈っぽい数学者、お金持ちのお嬢様だけど負けん気の強い女の子、振り回されてバタバタする軍人など、どの登場人物もあのキャストさん達だからこそ成り立っていると思えるほど、ぴったりの配役でした。
見どころはやはり、みなが協力して、食い止めようと奮起するシーンです。それぞれが自分ができることを一生懸命している姿は、ハラハラしつつも応援しながら見ていました。
菅田将暉さんの制服姿も、ひたむきに計算をし続ける姿も、映画の中の全てがとてもかっこよかったので、ファンの人たちはもちろん、菅田将暉さんをまだあまり知らないという人もぜひ見てほしいです。

太平洋戦争、戦艦大和の建造と重いテーマで視聴前に身構えてしまいましたが、それとは違う大人の事情や権威に挑む若者の物語という側面もあり感情移入しながら夢中で見ることができました。
主人公の櫂の初登場時は、数学の天才肌でスカした感じで淡白な印象でした。
でも、軍艦建造費の嘘を暴く作業の中で民間人や社長令嬢の鏡子、部下の田中との協力関係でいつの間にか情に厚くなっていく様子が感じられました。
ギリギリの時間的余裕の中で天才的な櫂が鮮やかに海軍上層部をぎゃふんと言わせる流れはスカッとして、これが史実であってくれたら日本は無謀な戦争には突入しなかったのではないかと思ってしまいました。
最後のほうでは大人たちのずるさに愕然とするどんでん返しが待っていて悔しいけれど学者のジレンマを感じ、感情を持っていかれました。
途中で描かれる軍艦の映像も重厚感があり、戦前の日本の雰囲気もよく感じられるおすすめの映画です。

戦争の話しだったので、正直難しいなと思いながら見ていました。
最初の方は、あまり物語に入り込めずに苦労しましたが、中盤からどんどん面白くなって気ました。
菅田将暉さん櫂はなかなかの変人ではありますが、最後まで諦めることなく取り組んでいる姿がとても印象的でした。
普通の人だったら諦めてると思うのですが、凄い人だなと思いました。また、そんな櫂の部下にあたる田中との関係がとてもいいなと感じました。
一つの事を一緒に取り組んでいるうちに距離がぐっと縮まり、信頼関係も築けた感じがしました。櫂が数学が出来るのはよく分かるのですが、田中もなかなか頭のいい人だったのだなと思いました。
そして、櫂と恋仲である浜辺美波さんも出演されているのですが、とにかく可愛いです。
儚げなのに、芯はしっかりしている感じが昭和の女性という感じがしてピッタリでした。
この映画は年配の人に支持される内容だとは思うのですが、若い世代にも是非見て欲しいなと思います。

すごく興味があったのですが話が難しそうだなと思っていました。
実際に見てみると計算式は全く分からないし数字がすきなひとはこういうことが楽しかったりするんだなと思っていました。
軍人が嫌いだと言えどあんな生意気というか挑発的な態度をとれることがすごいなと思いましたし、そこに全く怯えていないところに男らしさまで感じました。
賢い人は何事もすごく器用にするし一般人が考え着かないことまで頭が回るんだなと思って感心しました。
いろいろ戦争の話は聞きますがあんな風にリアルな描写を見せられるとすごくしんどくなりましたし、こんな世の中を乗り越えて生きているんだと思うとすごく胸が熱くなりました。
あとはお金の価値というか昔は物価とかが安かったのか、今と金額の表記が全く違うことにも驚きましたし平成生まれは驚きの連続でした。

これまで様々な戦争に関する映画があったが、戦艦か空母かという点から入るこの映画の視点はこれまでにないものでした。数字には疎い人でも、数字そのものを追うのではないので、物語は楽しめます。少し恋沙汰もありましたが、そこはやはり戦争、男の戦というものを軸に置いていると思いました。
一人の女性を守りたいということを数字で表現する主人公の姿はカッコいいです。補佐として最初は乗り気ではない田中少尉も、数字さばきに尊敬の念をいだき、徐々に心うちとける姿が素敵でした。何事にも直接みて計らなければ始まらないという姿に職人技以上のものを感じることができます。
時間がないのに大阪現地へ向かい、いろんな助けをうけながら最後までやり通す姿に、見ている人が集中してしまいます。数字は嘘をつかない、この言葉がとても印象的です。日本は負け方を知らない。まさに現代もそうかもしれません。

この作品は地下鉄駅のポスターで知りました。その時は原作(漫画)があるとは知らずに映画を見ましたので、”事前に何も知らずに見た者の感想”としてお読みいただければ幸いです。
ポスターのキャッチコピーは”これは、数学で戦争を止めようとした男の物語”とあり、数学の知識(経済的損失の計算や勝率計算等)で戦争自体を止めようとする物語かと思っていました。
しかし、大型戦艦か航空母艦のどちらを建造するか?の話であり、ポスターと違う印象で見始めましたが全体として楽しく見ることができた作品だと思います。
主人公、櫂 直(かい ただし)が当初アメリカ留学を志すほどに日本に嫌気がさしていた所から、最初は海軍内の様々な仕来たりに疑問を持ちながらも使命感により突き進み、この争いの勝利を手にする。
そして敵方からも認められていく中、結局は完成してしまう敵方の戦艦。
結局勝ち負けの無い複雑な感じながらもいろいろ楽しめる作品でした。舞台設定は、実際にあった”戦艦金剛代艦案”のいきさつをベースにした物語と思いますが、気になった点は、敵側の技術者のトップ 平山中将の扱いです。この人のモデルは”平賀氏”と思われますが、書物で知るこの方は「抜群の技術を持ちながら、政略により左遷された悲劇の人」
いわば主人公、櫂の立場に近い弱者であるのに、古い考えに取り付かれた悪役として描かれているのに違和感を感じました。
しかし歴史に紐づけず単に作品として見るのであれば、新しい切り口の映画として楽しめると思います。もちろん、私も平山中将の扱いも含め(歴史との比較という楽しみ方も含め)楽しめました。又、船舶を建造という面から見られるのもとても良かったです。みんなでワイワイ見るよりも、一人でじっくり楽しむ作品かと思います。
映画『アルキメデスの大戦』のまとめ
今回は、映画『アルキメデスの大戦』をご紹介させていただきました!
いかがでしたか?!
数多くの映画監督から「天才」と評価される俳優・菅田将暉は、今作でも見事に天才数学者を演じ切っていました。
菅田将暉演じる天才数学者・櫂直の、軍事会議で相手の不正を暴く計算式の披露は爽快です!
また、山本五十六を演じる舘ひろし、その脇を固める豪華俳優陣の戦艦建造を巡る演技も必見の今作。「大和」をテーマに、また素晴らしい映画の誕生を感じました。
また、最後は衝撃的な結末でした。
日本国民に決定的な敗北を与えるために建造された巨大戦艦「大和」。
その戦艦の撃沈は、映画の冒頭シーンで壮大に描かれていました。
必ず沈められる戦艦の運命を知りながらも、戦いの海原に出ていく姿を見送る櫂の姿勢には、どこか悲しいものがありました。
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