映画『人間失格 太宰治と3人の女たち 』名作を小栗旬が完全リアル再現

邦画

一見芸術とは美しいものであるが、苦しみが凝縮されいる。一瞬の美しさを求めるために地獄にある花を摘みにいくのか、平凡な日々を過ごしていくのか。

これは芸術の最果ての話である。儚い美しさは永遠を手に入れることができるのか、、、

ラストシーンで全てが繋がり答えが分かる。崩壊の果ての美しさが。

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち 』のあらすじ

鬼才

冒頭は回想シーン、海で不倫相手と心中自殺をするシーンから始まる、太宰は生き残るがこの女にとってこの死の意味とは何なのか。後に分かる事となる。

場所は変わり、太宰宅に恋文が届くシーンとなる、太田静子(沢尻エリカ)からの手紙だ。その後太宰への想いを止められず静子は太宰宅へやってくる。静子とは不倫の関係である、静子は芸術のための恋、小説を書くための恋と割り切っている。

太宰は「静子が自分の小説の為に書いた日記が欲しい」といいよるが、静子は条件を提示する、「赤ちゃんが欲しい、伊豆に来て、そこで恋をしてくれたら見せる。」と約束する。

新感覚恋愛

太宰は悩むが伊豆へ向かう事になる。

そして静子の日記を見る。

「破壊思想、破壊は哀れで美しい物だ、いったい私は、何をしていたのだろう、革命に憧れた事もなかった、恋さえ知らなかった、人間は、恋と革命の為に産まれてきたのに」日記の内容である。

平凡に生きる毎日に刺激はない、安定とはかけ離れた体験や刺激に美しさはあるのかもしれない。

これは目に見えない物の破壊である。

普通は恋に落ちていく、だが太宰は無理矢理恋を作り出しているように見える、芸術作品の様に、まさに新感覚恋愛である。

本能のままに

場所はバーに移る、不倫の話をしながら横に座る山崎富栄(二階堂ふみ)の手を触る。

その後バーの外に出た二人はキスする。この時富栄は恋に落ちてしまう。ここが二人の出会いの始まりである。

何も言わない妻

酔って家に帰る太宰は、妻が作ってくれた夕食を寝ている家族の隣で食べるが、大声で「うまい、うまーい」と口にし妻の反応を見ている、いない虫がいるなど言い妻の気を引こうとする。表情を変える事のない妻はいない虫を「どこですか虫は」と優しく言葉を溢し、虫を払おうとする。

夫に尽くす妻の心がまだ見えない。

恋の狂気

バーで飲んだあと、太宰は富栄と関係を持つ。「苦しくて先生を思うと苦しくて、死ぬ気で恋をする、あの世に行ってから本当に結ばれる夫婦、愛って痛いものですね」

太宰は本気にしているのだろうか、これは芸術なのだろうか。

妊娠

静子に子供が出来た。太宰は静子から逃げ始める、子供が出来、静子との革命は終わったのである。

人間失格

太宰は全てを投げ出し逃げようとする。

出版社の物にどおするんですか!!と言い寄られると太宰は「仕事を辞める」と。そんな太宰を罵倒した後に、「書いて下さい!7年前に書いた、必ず書きたい秘密があるって、それって自分のことですよね、酒、女、薬、自殺、何処までも罪深い小説を!!」と話し出す。

妻の涙

富栄との不倫を目にする子供、妻であったが、涙をながしながら太宰を肯定する。

「お父さんは天才、もっともっと凄い物がかけるんだよ」と赤ちゃんに話しかける。

そこに帰ってきた太宰は鼾をかいて寝転がっている。何度起こしても反応がない。

睡眠薬の過剰摂取であった、同時に結核で肺も重症であり吐血も目立つようになってきた。

妻の言葉と破壊

静子から高額な請求が家に届く、涙を流し嘆く太宰を横目に表情を変えない妻であった。

そんな妻にしがらみを全部断ち切って家庭に戻ると話すが、妻は「戻らなくていいですよ、家庭に戻る意味何てないんです、壊せばいいんです、貴方はもっと凄いものが書ける、壊しなさい、私達を、貴方は凄いものが書ける」と話す。妻の言葉の意味とは。

太宰が壊すもの

引きこもり太宰は小説に専念する。そんな中太宰は不倫を止めず家庭を壊していく、そして結核が悪化し大量の血を流してしまう太宰は雪の降る外へと出かけるが、そこで倒れてしまう、意識が遠のく太宰は死にかけていた、そこへ来たのが富栄であった、富栄は、太宰の気道に詰まった血を吸い取ると、太宰は息を吹き替えした。

すると太宰は狂気に満ちた表情で「全部壊してやる!雪も家も富士山も!後は何だ?何が残ってんだ?全部ぶっ壊して、書く!!人間失格」

最後に壊すもの

人間失格を書き上げる太宰、その後太宰は海の底から見つかる。最後に太宰が壊したのは己であった。こうして太宰の芸術は完結した。

永遠に続く愛

太宰は妻に手紙を残していた。

「お前を誰よりも愛していました」この手紙を見て妻は涙を流す。

そして妻は窓を開け、洗濯を干しだす、やってきた記者達は「奥さん洗濯ですか?」と話す、それに対し妻は微笑みながら「ええ、やっと晴れましたから」と意味深な言葉を放つ。

太宰が死に苦悩から解放され、汚れることのない不変的な愛という芸術が完成したからではないか。手紙に記した最後の太宰の気持ちはそこで永遠に留まり続ける。

永遠に続く一瞬の恋

静子は記者会見に出ている、太宰が、死んだ後の心境を尋ねられると。

「この思い出があれば私、一生夢見る事が出来ます」

永遠に続く一瞬恋、海で

富栄と心中を図ろうとする太宰は躊躇している「今日は止めよう、やっぱ生きよう」

富栄は「生きなくていいんです、死にたいんです、今死なないと絶対一緒にいられなくなる」と富栄は言い太宰の手と自分の手を強く縛り、2人は海で死んでいく。

https://youtu.be/_j6xPVy61Fk

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち 』の登場人物紹介

小栗 旬   (太宰 治)

沢尻 エリカ (太田 静子)

二階堂 ふみ (山崎 富栄)

藤原 竜也  (坂口 安吾)

宮沢 りえ  (津島 美知子/妻)

成田 凌   (佐倉 潤一)

千葉 雄大  (太田 薫)

瀬戸 康史  (伊馬 春部)

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち 』の主題歌

東京スカパラダイスオーケストラ  『カナリヤ鳴く空featチバユウスケ』

狂気の作品とマッチしている曲、複雑なストーリーにジャズがかかると更に狂気に拍車がかかる。

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち 』は、こんな人におすすめ

小説が好きな人

●ヒューマンドラマが好きな人

●映画好きにはどなたにでも

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち 』の感想

男性
男性
この作品は太宰治の三つの作品に登場する3人の女性が主人公となっています。
「ヴィヨンの妻」妻の美和子(宮沢りえ)をモデルにした作品。
「斜陽」太田静子(沢口エリカ)の日記の大半を流用する形で完成させた太宰と静子をモチ-フにした作品。
「人間失格」山崎富栄(二階堂ふみ)がいたからこそ書けた堕罪の遺書的作品。
この3人の存在感がすごいですね。太宰治(小栗旬)の死を求める凶気の演技を見事に引き立てています。特に死に向って行く夫をけしかけ、彼の人生を代表する作品を書かせた妻の宮沢りえの演技は特筆ものです。
また蜷川監督の「らしさ」が冒頭の真っ赤な彼岸花の中を家族と歩く小栗旬のシ-ンにも見て取れます。
生きている間にさまざまな罪を背負っていた太宰が人間失格という自虐的な本のタイトルで罪を請う気持ちがひしひしと伝わってくる作品となっています。

女性
女性
蜷川実花監督なので刺激的なイメージを持っていましたが 作品を見てみると意外と平凡な世界観で見やすい作品でした。
主役の小栗旬は太宰治役にはまっていて 色気のある演技が出来るので印象的でした。太田静子役が沢尻エリカというのが 良いキャスティングだなと思いました。
他の宮沢りえや二階堂ふみにしなかった所もなるほどな、沢尻エリカにしかこの役ははまらないなと感じてしまいました。
太宰治を取り巻く女性関係や お酒やタバコで結核が悪化してしまう中で 献身的に執筆を支える二階堂ふみの姿も印象的でした。
蜷川実花監督は映像美を作り出すのがお見事で、始めの方のシーンで、彼岸花の風景の中を小栗旬一家が歩いて行くシーンは印象的でした。
この映画は 内容が見やすいストーリーなのでさくっと見れる作品だと思います。私は太宰治さんの人柄の映し方や、キャスティングが見事にはまったこの映画がオススメです。

女性
女性
太宰治という小説家は誰もが一度は名前を聞いたことがありますが、実際はどんな人だったのかということを知ることができます。
小栗旬さんがハマリ役で、実際はこんな人だったのだろうと想像を膨らませてくれます。きっと当時はもっと世間から好奇や冷たい目で見られていたのだろうと思いました。
彼を愛する3人の女性が描かれますが、どの女性も彼にぞっこんです。なぜ彼にそんなに魅力があるのかがいまいち伝わってこなかったのが残念でした。
特に妻は子供もいるのに、全然家庭をかえりみない夫を責めるどころか、愛人の存在を容認するようなシーンがあり、不思議に思いました。
彼の生きた時代の背景、町の様子や人々の服装、家の中の調度品などに興味を覚えました。古きよき時代を感じさせてくれました。
この作品を見て、実際の彼の小説や他の作品も見てみようと思いました。

女性
女性
1番の見どころは蜷川実花監督の色彩豊かな表現力です。
自然の色味がとてもきれいで、入水自殺(未遂)するシーンでも、水の暗さやポチャンとした音の中に、二人を繋ぐ赤いヒモが映えていて、凄く見応えがありました。
現代の女性目線からすると、太宰治はとんでもないゲスなクズ男ですが、3人の女性たちが次々に彼に魅了されていくのが面白くもありました。
そして、あんな甘い言葉が次々と出てくる彼にも、やはり作家の才能を感じずにはいられませんでした。特に、太宰治さん演じる小栗旬さんと静子を演じた沢尻エリカさんのラブシーンは、こっちが恥ずかしくなるほど大胆なシーンなので見どころの1つだと思います。
個人的には、あまり多くは登場しないものの、三島由紀夫役の高良健吾さんがカッコ良くてハマりました。そしてこの映画自体、沢尻エリカさんの薬物騒動の件もあって、おそらくテレビなどでは絶対に見られないレアな作品になっているので、見る価値は充分にあると思います。

女性
女性
太宰治の人間性を如実に描いていた作品でした。
太宰治について学生時代学んだ時、文才はあるけど、思い悩むことも多く、その度に女性とともに自殺未遂をはかるエキセントリックな人という印象を受けました。
今回の映画は太宰治の心の弱さ、小説家としての多彩さ、女性へのだらしなさを再現されていて、見ていて引き込まれました。
主演の小栗旬さんのイメージが変わりました。これまでクールな役が多かったのですが、その整った顔立ち、カッコよさに女性が惹かれるのも、ある種、太宰治とリンクするところがあったのかなと思います。
太宰と富枝が入水自殺するシーンは、生きることへの意欲が失われた少し切ない場面でした。
いろんな女性と関係を持ち、破天荒な人生だった太宰の姿がよく分かりました。色合いが鮮やかで、蜷川実花さんの世界観も伝わってきました。

男性
男性
出演キャストが豪華過ぎる作品だと思います。
小栗旬、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみといった演技派俳優、女優が出演しているのでそれぞれの魂のこもった演技に圧倒されます。
恋多き男、小栗旬演じる太宰治がいかにして成り上がったか、そのカリスマ性がこの作品から読み取れます。小栗旬の色っぽさが見どころの一つです。
小栗旬の色っぽさから放たれるセリフもかなり見どころです。禁断ではあるが小栗旬が二階堂ふみにキスを迫るシーンが見どころです。
当時の街の様子も忠実に再現されていて本では伝わらない、映像で伝わる感じが良いです。
そしてこの作品の監督は蜷川実花の作品で豪華さ、色鮮やかさ、夢のような幻想的な色使いが描かれています。
蜷川実花しかだせない色鮮やかな世界観とユーモアがある世界観はこの映画の最大の特徴と言えるでしょう。色気溢れるシーンにも注目です。

女性
女性
「人間失格 太宰治と3人の女たち」は主演小栗旬、監督蜷川実花のタッグで作られた作品です。
この映画の中で小栗旬が演じている太宰治はなんともまあ女にだらしないというか女たらしというか、はっきりいうとダメ男です。
でもそういうダメ男に惹かれてしまうのが女の性でしょうか。3人の女性として宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみという豪華女優が出演していますが、みなさん美しいです。そして演技も素晴らしいです。この女優さんたちの演技がみたくて映画を観に行ったといっても過言ではありません。
R15+指定の年齢制限がある映画なので少しセクシーなシーンもあります。どの女性たちも色香をまとった姿が美しいのも印象的な映画です。女性監督の年齢制限だとセクシー系でも美しさがある気がします。3人の女性の太宰治への愛情の表し方が違うことも映画の見どころのひとつだと思います。

女性
女性
小説家太宰治が愛した3人の女たちのドロドロとした愛憎劇がみどころです。
私は太宰ファンなので、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみという超美しい女優陣が津島美知子、太田静子、山崎富栄を演じたことに圧倒されました。
それぞれ写真を見たことがあるので、山崎富栄以外の2人は余り美人ではない印象がありましたから特に。太宰治自身はなかなかのハンサムだったのでモテるのはなんとなく理解出来ました。既婚者と知って恋愛する女性の思考回路の異常さは時代を経ても変わらないんだなぁと感じました。
太田静子も山崎富栄も太宰治と出会わなかったら、それなり幸せな人生を送れたのではないのか?と前から思っていました。静子も美知子も太宰治亡き後は苦労したと聞きます。
一番幸せだったのは一緒に死ぬことができた富栄だったのかもしれませんね。こんな、救いようのない四角関係を悲しくも美しい映像で描かれていました。

男性
男性
『人間失格 太宰治と3人の女たち 』の見どころは、作家太宰治がどういう風に小説を執筆していたのか、作品のヒントや執筆風景などの描写が、本物の太宰治を見ているような錯覚に陥るところです。
それくらい太宰治という人物になり切っている演技が素晴らしかったです。また、太宰治の人間としての弱さが隠すことなく前面に押し出されて描かれている映画だと思いました。
心中事件を3人の女性との間で起こした太宰治の精神的な弱さと、すべて上手く行っていないことを他人のせいにする性格が、見ていて腹が立ちました。周りにこのような人間がいたら絶対に関わらないだろうなと思いました。
それほど太宰治という人間は、自分勝手て傲慢で性格が悪く、よく言えば成長しきれていない子供だったんだなと思いました。太宰治と付き合いがあった他の作家の様子なども分かり、当時の文学界の様子も分かるので、文学好きにはお勧めの映画だと思います。

まとめ

恋とは一瞬であるが恋は死によって永遠に続くのである。

破壊は新しい世界を開く革命であったが、最後は己自信を破壊してしまった太宰であった。

皆さんはどのような人生にしたいですか?人間は成長するにあたって経験も増え、刺激も少なくなる、時間がたつのが早くなるのは新しい情報や刺激が少ないからです。

皆さんは1年、2年と時がたつのが早く感じますか?そんなあなたは何を望むのでしょうか。平凡か、破壊か、、、

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