【アウトレイジ】動画を無料(映画)フル配信・視聴する方法

【　あらすじ　】

・火種

関東最大の巨大暴力団である山王会会長の関内は、麻薬取引を扱う村瀬組と傘下の池元組が兄弟盃を交わしていたことを快く思っていなかった。

そんな関内の意向を察した若頭の加藤は、組長の池元に村瀬との関係を考え直す様に命ずる。

双方との関係に悩んだ池元は、自身の手を汚さず問題を解決しようとして、配下である大友組組長の大友に村瀬を締めるように指示するのだった。

大友は、池元組と村瀬組の抗争勃発を避けるために、村瀬組自身にトラブルの火種を持たせようと画策して、彼等の経営する店に組員を送り込むが、その後、大友組と村瀬組の抗争に発展してしまう。

・下剋上の始まり

死者が出るまでに発展した双方の抗争に、山王会本部も介入せざるを得なくなり、最終的には村瀬の引退によって手打ちとなり、村瀬組は解散となった。

縄張りを引き継いだ大友組は、グバナン共和国大使館に闇カジノを作らせることに成功し、大きな利益を得る事になるが、池元組組長の池元が出入りするようになり客足が遠のく。

更に、引退した村瀬が秘密裏に縄張り内で覚せい剤を売り捌いていた事が判明し、大友は村瀬を射殺。

すると、大友は池元から破門され、関内に示唆されるように激昂した大友は、兄貴分であった池元を殺すのだった。

これをきっかけとして、堰(せき)を切ったように、己が伸し上がる為の殺し合いが、次々と勃発していくのだった。

【　ネタバレ　】

・山王会本家

関東最大と称される巨大な勢力を持つ暴力団組織、山王会本家。

その会長である関内は、いくつもの暴力団組織を従え、関東を支配し続けていた。

傘下のひとつである池元組組長の池元は、兄弟の盃を交わし、村瀬組をシノギのひとつとしていたが、山王会若頭の加藤から村瀬を締めるように命じられてしまう。

関内は、麻薬取引を生業(なりわい)としている村瀬組の勢力拡大を懸念し、池元との関係を快く思っていなかったのである。

・カッター

山王会本家からの直々の命に、村瀬組と板挟みになってしまった池元は、自らが矢面に立たされることを避け、配下の大友組組長である大友に始末をつけるように命じるのだった。

そんな大友は、池元組と村瀬組の抗争勃発を怖れ、自身の組員を村瀬組が経営する店へ送り込み、村瀬組自身の火種にするように仕向ける。

思惑通りに法外な金額を請求してきた村瀬組組員の飯塚を、事務所のひとつに呼び込むことに成功すると、大友組若頭の水野は、いちゃもんをつけながらも請求された額よりも多い100万円を支払うのだった。

後日、ケジメとして指を詰めさせた飯塚を連れて、村瀬組若頭の木村が詫びを入れに来るが水野は組長の村瀬自身が来ないことを責め、木村にケジメを要求してカッターナイフを渡す。

しかし、木村はカッターナイフではなく、日本刀か小刀を要求。

すると、大友は激昂しカッターナイフで木村の顔を切りつけるのだった。

・歯医者

村瀬は、池元を訪れ謝罪するが、大友自身の問題で関与していないと告げられる。

一方、大友に対し復讐心を募らせた木村は、手下を使い騒動の発端となった大友組組員の岡崎を拉致、そして、挙句の果てに拷問して殺害した岡崎を、大友の事務所前に放置するのだった。

村瀬はこの一件に関与していなかったが、大友組と村瀬組は全面抗争に突入、飯塚を射殺し、木村の行方を探し続ける。

その後、すべての事実を把握した村瀬は、山王会会長の関内に謝罪に行くが、許されることはなく、聞き入れてさえもらえなかった。

そして、加藤からケジメをつけるように指示された池元は、大友に命じて村瀬を襲撃させる。

歯医者で治療を受けていたところを襲撃され重傷を負った村瀬は、加藤が勧める通りに引退して、組を解散させるのだった。

だが、納得のいかない木村は大友を襲うも失敗。

大友の後輩でマル暴の刑事である片岡の処理によって、抗争は収束するのだった。

・闇カジノ

かつての村瀬組の縄張りを引き継いだ大友組は、グバナン共和国の大使が麻薬の密売に手を染めている事を嗅ぎつけ、美人局(つつもたせ)による罠で大使の弱みを握り、大使館に闇カジノを作る事に成功する。

闇カジノの成功により順調に大きな利益を手に入れていた大友組だったが、池元が闇カジノにハマり、入り浸るようになって客足が遠のいてしまう。

更に、引退したはずの村瀬が、縄張り内で秘密裏に麻薬取引を行っている事も判明する。

大きな悩みの種が二つ出来てしまった大友は、池元から村瀬の殺害をほのめかされるのだった。

・銭湯

大友は、麻薬取引をしていると思われた中華料理屋の店主を吐かせて、村瀬から麻薬を仕入れていた事実を掴み、銭湯にいた村瀬たちを射殺する。

しかし、大友は、警察沙汰になってしまったことから、池元に破門を言い渡されてしまうのだった。

・企み

破門に納得のいかない大友は、池元の指示だったと食って掛かるが、聞き入れられずケジメとして指を詰める。

そして、関内会長に直訴するが、破門の事など知らないと言われ、池元の独断だと告げられるのだった。

すべては、池元も亡き者にしようと考えた関内の企みであったが、激昂した大友はそれに嵌ってしまい、相変わらず闇カジノに入り浸っていた池元を拉致して、射殺するのだった。

組長を射殺された池元組の若頭である小沢は、関内会長に自身が組を引き継ぐことを申し出るが、大友の命(たま)をとらないと全てが始まらないと言われ、大友組の殲滅へと動く。

・自首

大友は、組員が殺されたことを小沢の仕業だと察知し、水野に身を潜めるように指示する。

一方、大友組の金庫番でもあった石原は、山王会本家へカチコミをかけるフリをしながら加藤の元へ向かい、更に、自身の舎弟も撃ち殺していた。

石原は、闇カジノの売り上げを誤魔化して私腹を肥やしており、小沢に本家に連れられ、闇カジノを取り仕切る中心人物として紹介された際に、加藤と通じていたのだ。

加藤たちは、そんな石原から大友組組員の潜伏先などの情報を得ていたのだった。

大友は、片岡と会っていた喫茶店で襲撃され、自身はかろうじて生き延びるが大勢の組員を失ってしまう。

その襲撃は、加藤と繋がっていた片岡の合図によるものだったが、この一件で大友自身が、小沢だけではなく、山王会本家からも狙われていることが明らかになるのだった。

そして、潜伏していた水野をはじめ、組員のほとんどが殺されてしまい、壊滅状態となった大友組。

後日、片岡から水野の死を知らされた大友は、彼の説得を素直に受け止め、自首して刑務所に収監されるのだった。

・加藤の本性

山王会本家では、今回の抗争を終えバーベキューで盛り上がるなか、関内会長から小沢は池元組の跡目を就任を認められる。

しかし、その直後、加藤によって小沢は射殺されてしまう。

すべては、関内の指示だったが、その様子を嘲笑していた関内自身も加藤に裏切られ、撃ち殺されるのだった。

そして、銃声を聞き、駆け付けてきた組員を前に、加藤は小沢が関内会長を殺したと告げ、濡れ衣を着せる。

加藤の真の狙いは、自身が山王会のトップに君臨する事だったのだ。

・結末

ある日の刑務所、服役していた大友は、復讐心を抱きながら服役していた木村に、脇腹を刺されてしまう。

後日、片岡は自身の後任となる山本を連れて山王会本家を訪れる。

そこには、新たな会長として君臨する加藤がおり、その傍らには側近にまで伸し上がった石原の姿もあった。

片岡は後任の紹介を終えると、大友が服役していた刑務所で木村に刺殺されたと告げるのだった。

【　こんな人におすすめ　】

・豪華俳優陣の演技を楽しみたい人

・迫力のある映画が好きな人

【　感想　】

【　まとめ　】

R15に指定された本作品は、凄惨な殺し合いがスクリーン一杯に繰り広げられていきます。

この迫力が見どころのひとつであり、思わず目を背けたくなるようなシーンも魅力的でした。

殺しという残虐なものとは対極のお笑いが惨殺シーンの中に盛り込まれており、脚本と監督を務める北野武さんの創意と工夫を感じ取ることが出来ます。

極道のバイオレンスアクション映画としては、テンポが良く、面白い作品だと思いますが、暴力的なものを好まない方にはお勧めできません。

リアルに感じられる世界観が特徴の本作品、『アウトレイジ』。

ご覧になる前に、くれぐれも作品内容のご確認を、お忘れなく。